760発目 気になる店員の言動についての話。3連発


その1

シューズ愛ランド福岡新宮店にて

会計を待っているとき
私の前の人を接客していた店員が
お客にポイントカードの有無を
尋ねていた。

お客の女性は財布の中を
探したが見つからなかったようで
「ありません」
とぶっきらぼうに答えた。

すると店員は続けざまに
こう言った。

『本日、カードをお作り
いただくと、この会計の分も
ポイントになりますよ』

そしてこれが決め台詞だと
言わんばかりに

『お作りは大丈夫ですか?』

 

お客の女性はきょとんとしていた。

お作りは?

いや、もしかしたら
お造り、なのか?

大丈夫ですか?とは
どういう意味だ?

いや、厳密にいうと
意味は分かる。
なんとなく分かる。
作らなくてもいいですか?
と問いたいのだろう。

だが、店員よ
それは日本語の使い方としては
間違ってるぞ。

丁寧に言って間違った結果
失礼になっている。
これをちまたでは

慇懃無礼

と呼ぶ。

 

その2

セカンドストリート新宮店にて

子供たちが使わなくなった
スキーのセットを1式売りに行った。

板とブーツとウエアの
全部合わせて6点だ。

受付をしてくれた店員に
『この袋は返却してほしい』
と要望を告げた。

店員はさわやかな笑顔で
買取額の査定に2時間ほどかかると
説明したうえで、査定が完了したら
電話をくれると言ってくれた。

では、その間に別のところで
予定している買い物をしよう、と
いうことになった。

妻と別の場所に移動し
靴を買ったり、ペットの
クッションを物色したりしながら
時間をつぶしていた。

先ほど受付してくれた店員から
電話がかかってきたのは
1時間半を少し回ったころだった。

あれ?
意外と早かったな。

そう思いながらセカンドストリート
新宮店に向かった。

店内は買取希望客で
ごった返していて
私には先ほどの店員とは
別の長髪の店員が対応してくれた。

 

『それではお待たせしました。
こちらが買取査定額です。』

長髪の店員はレシートのような
数字が羅列した紙を見せてくれた。

 

まあ、こんなもんか。

それが正直な感想だった。

長髪の店員は神妙な顔つきで
こう続けた。

 

『それでお客様、大変申し訳
ないのですが、こちら・・・』

そう言って私が返却を希望した
あの袋をこちらに押しやりながら

『状態が良くないので
買取は出来ません!』

 

これは俺の!

 

俺が持ってきて、
返して欲しがった
自分の袋なの!

何なのお前?
すげえ丁寧に失礼なこと
言いやがって。

俺を挑発してんのか?

長髪だけに。

 

その3

セブンイレブン春日惣利店にて

タバコを買うために
仕事中に立ち寄った。

陳列棚を見ると
ものすごい数のタバコが
売られていた。

『え~っとね』

自分が欲しいタバコを
探す。

『いっつも行くファミリーマートだと
61番なんよねぇ』

私は独り言のように
つぶやいた。

女性店員はにこりと
素敵な笑顔でこちらを
みつめながら
こう言った。

 

『ここは、

いっつも来よらん

セブンイレブン

ですもんね。』

 

なんて素晴らしい返しだ!

 

教訓
接客はその人柄がでる。
言葉は正しく使おう。

 

セブンイレブンサイコウ

合掌

 

 

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