737発目 シャンプーをしない男を迎えた結末の話。続編


ノーシャンプーから11日目は

子供の日だった。

 

お湯だけで

頭を洗うための

ちょっとしたコツも

身についてきた。

 

水で洗う場合と

湯で洗う場合の違いは

髪の毛のべたつきの

取れ具合に影響する。

 

圧倒的にお湯の方が

優れている。

 

洗い方もシャンプーの時と

違って、優しく洗うようになった。

 

まずシャワーでお湯を

たっぷりとかける。

 

そして軽く指先で

シャコシャコとした後は

基本的に手の平で

洗う。

 

こんな感じ。

 

分かりにくいか?

 

気を取り直して

話を進めよう。

 

手の平で全体的に

髪の毛をもむように洗う。

そうすると全体の

汚れや油分が取れていく

感じがわかる。

 

私は娘と一緒に

お風呂に入っているので

完了した時点で

臭いをかいでもらっている。

 

「ああ、お父さんの

臭いしかせんくなった」

 

と言われれば

洗髪完了だ。

 

私の頭髪は

細くて柔らかく

コシがないのが特徴だった。

 

整髪料をつけていても

昼過ぎごろには

ヘナっとしてくるし

乾燥して風が強い日などは

静電気で髪の毛が

おでこにぺたんと

くっついてしまう。

 

シャンプーをやめてからは

それらが無くなった。

 

会社に行く前に

セットしたら

夕方くらいまで

持続するし

強風に吹かれても

ふんわりのままだ。

 

気になっていたフケは

相変わらず続いていたが

この調子で行くと

いずれ治るだろうと

楽観している。

根拠はない。

 

そして迎えた11日目。

 

こどもの日である

5月5日の晩御飯は

息子のリクエストで

BBQだった。

 

その日の福岡は

あいにくの雨。

 

だが、焼肉を

室内でやると

臭いが充満するので

焼くのは外で行う

必要がある。

 

外で一人寂しく

お肉を焼くお父さん。

 

BBQが終わるころには

すっかり煙に包まれ

身体じゅうが異臭を

放っていた。

 

そしてその日も

いつも通り娘と

風呂に入り

いつもの洗髪をする。

 

娘に臭いをかがせる。

 

『牛タンと手羽と

炭とお父さんの

臭いが混じって

この世の物とは

思えん臭いに

なっとる。』

 

娘の的確な発言に

愕然とした私は

更に洗髪を続けた。

 

しかしながら

何度洗髪しても

臭いは取れなかった。

 

結論
BBQとオサーンの臭いが混じるとお湯では取れない悪臭が頭髪にこびりつく。

 

私は泣く泣く

この日、シャンプーをした。

 

なんだか

禁煙を失敗した時のような

悲しみに包まれたのであった。

 

5月6日からは再度

ノーシャンプーを続けている。

 

今度はBBQをせずに

1か月を過ごしてみようと

固く誓ったのであった。

 

クサイノハ、イヤ

 

合掌

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