721発目 アスレチックの施設名を博多弁にしたがる奴等の話。パート①


ノボルト

例えば、首都圏でよく利用されている

交通系ICカードと言えば何か?

 

SUICAだろう?

 

福岡だと、それが『SUGOCA』になる。

 

読み方は『すごか』だ。

 

これは標準語に直すと

『すごいですねぇ』だ。

 

福岡にはこの手の『方言駄洒落』による

ネーミングが山ほどある。

 

 

そして2019年9月にオープンした

施設もその『方言駄洒落』の

一つだ。

 

 

その名も『ノボルト』

 

国内最大級の室内型アスレチック施設である。

 

博多弁で『のぼると』と言うと

それは標準語に直せば

『のぼるよ』という意味だ。

語尾を上げたイントネーションだと

『のぼるんですか?』という意味になる。

 

施設内はクライミングやボルダリングが

中心となったアトラクションで構成されている。

 

だからなのか?

 

きっと会議で東京の人が

 

『壁をのぼる、とか

ロープを使ってのぼる、っていうのを

意識したネーミングに

したい、っていうのが本社の意向です。』

 

って言ったのに対し、

福岡支店の奴等が声をそろえて

 

『ほんなら、のぼると、って

どげんですか?』

 

『おお、それヨカねぇ。

決まりばい、そげんしよ。

アスリートのボルトにも

かかっとうし!』

 

って5分で決めたんだ。きっと。

 

 

さあ、ではノボルトについて

説明しよう。

 

ここはまず、下記サイトから

予約していった方が良い。

 

公式webサイトは上の画像をクリック

 

1回に入場できる人数を制限しているため

事前に予約していくことが得策だ。

 

仮に、ふと思い立って行ってみたい場合でも

空きがあれば入場できる。

 

1回の入場で制限時間は120分で、

1時間おきにワサっと入場して来る。

 

我が家が訪れたのは日曜日の9時枠。

施設内はおろか、施設前付近や

周囲の駐車場にも人影はまばらだ。

 

施設に隣接している駐車場は

『9:45~』

と表示しているが、8:30でも

入れるぞ。

表示板を変更してないだけらしい。

 

ったく。

 

ちゃんとしろよ!

と、みんなの代わりにクレームを

言っておいたから安心してくれ。

 

 

では、中に入るぞ。

 

中に入ると、こんな受付台があって

そこで申込用紙に記入しよう。

台が黄色すぎるって?

それに関しては我慢してくれ。

 

で、受付を済ますと、まずは

一番奥まで行くと良いだろう。

 

混みあう時間だと、かなり待たされる

ことが予想されるぞ。

道路の端が黄色すぎるって?

それに関しても我慢してくれ。

 

この通路の奥にあるのが

これだ!

 

 

多分、このNOBOLTのなかで

一番人気じゃないかな?

全景はこんな感じ。

 

地上12~13mくらいの高さの

ところまでグルグルと障害物を

クリアしながら登っていくんだ。

つまり博多弁で言う所の

『のぼると』な部分だ。

 

え?

鉄骨が黄色すぎるって?

それに関しても我慢してくれ。

 

このアスレチックをクリアしなければ

周囲の人には博多弁で

『登っとらん』(のぼってないの意)

て言わなきゃいかんよ。

 

すごく高いところまで登るとばってん

危険じゃないですか?だと?

ダイジョウブ。

 

ほら。

命綱的なやつがちゃんとあるよ。

これをこの溝に通して

進んで行くのね~。

 

もし、子供の付き添いで

来ただけのお父さんや

お母さんは、壁際にベンチが

あるから、ここで待っててね。

 

決して、壁際だからと言って

寝返り打って背中で聴いたり

しないでね。(注1)

 

 

ああ、

ベンチも階段も

黄色すぎるって?

 

もうね、施設側に

文句言ってくれ。

直接 言ってくれ。

勝手にしやがれ!

 

というわけで

続きは第2部でお知らせしま~す。

 

今回はココマデ。

 

 

(注1)
沢田研二の名曲
『勝手にしやがれ』
の歌詞の一部を引用しました。

 

合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

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