だったら作ればいいシリーズ第1弾『木工で門扉』アフターサービス編


予報通り、19時を過ぎたあたりから

外では轟音が鳴り響いていた。

 

窓から夜空を覗いてみると

福岡空港の上空で

着陸許可を待機している

飛行機たちがチカチカと

光を放っている。

 

布団に入った22時ごろも

まだ暴風が家の壁に当たる音や

周囲の何かを吹き飛ばす音が

聞こえていた。

 

 

翌朝、雨は上がったようだが

強風は引き続き周囲を

蹴散らしている。

 

外から戻った奥様が

階段を下りてきた俺に対して

おはようの挨拶よりも先に

こう言った。

 

『門扉が倒れとるよ。

ポキンって。

施工ミスやね。

とっとと修理して』

 

みると、土台に留めていた

根元のステイがグニャリと

曲がっていた。

 

 

基礎にしていたピンコロ石も

少し浮いてたので

多分、そのあたりから

やり直す必要があるだろう。

 

俺にはもう一度基礎からやり直すような

体力は残ってはなかった。

 

念のため現状を把握しよう。

 

おそらく、扉が重すぎた。

扉を支える柱が重さに

耐えきれず、ゴキンと

曲がってしまった。

 

つまり。

 

もっと良い柱に

支えさせるべきだってこと。

 

それともう一つ。

 

木材の木口(こぐち)は

いくら防水塗装しても

水分を吸い込みやすい。

 

こんな風に。

 

ひび割れがして、

水がしみたような色に

変わってる。

 

土台のコンクリとの隙間に

水分を吸い上げないような

対策が必要だ。

 

そんな時はこれ!

テッテレ~

『普通のゴムのヤツ~』

 

この一枚70円くらいの

ゴムシートで水分をシャットアウト!

ご予算に余裕のある人は

基礎パッキンと呼ばれるものの

方が良いかもね。

 

で、次に柱をコンクリートブロックに

直接打ち込みましょう。

コンクリート用のビスは

こんなヤツ。

ドリルでコンクリートブロック

に穴を開けて

写真のオレンジの奴を

差し込むの。

ドリルで穴を開けるときの注意は

深くやり過ぎないために

マスキングテープか何かで

目印をつけると良い。

忘れずにテンションを

ドリルの位置にしておくようにね。

 

で、ユニクロ金物って

呼ばれるもので柱を固定する。

ユニクロ

こうゆう金物って大きく分けると

3種類あって、

①ステンレス

②ユニクロ

③真鍮

で①が一番サビにくいね。

 

だったら何でステンレスに

しねえんだ?って思った?

まあ、ユニクロでも充分だろ

って思ったからさ。

 

こんなんがあれば

いいんだろうけど

高いしね。

 

ユニクロってのは

鉄にクロームを電着塗装した

やつだから、錆びるのは

錆びるのよ。

でも見た目がこっちの方が

良くってね。

ま、これは好みだから。

 

で、ボキンって折れた

柱の方はもう一度基礎を

締め固めて、アングルで

固定する。

 

締固めはウチの従業員たちに

頼んで、と。

 

ようやく

本当の完成~~。

 

もう少々の風なんかにゃ

ぐらつかないわ!

 

木製門扉完成図

 

あら、ちょっと

オサーンの影が入りましたけどね。

 

扉の吊元も変更して、と。

 

さ、お施主さんに報告しなきゃ

 

『奥さ~ん、奥さ~ん

出来たよ~。』

 

『あら。

いいや~ん。

じゃあさ、ちょっと

夕飯の買い物行ってきて!』

 

『おつかい・・・・?』

 

 

いつの間にか雨が上がり

空には青空が広がってました。

 

ヤマシタの報われないDIYは

まだまだ続く

 

合掌

 

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