膏薬という言い方は最近は
しなくなった。
若い人は知らないかもしれない。
『こうやく』と読む。
膏薬には軟膏と硬膏とがあり
通常、膏薬というと硬膏をさす。
まあ、ひらたく言うとシップみたいなものだ。
故事でこういうのがある。
『理屈と膏薬はどこへでもつく』
膏薬は体のどこでもつくことから
人に理屈や言いがかりをつけようと
思えば、どうにでもつくということの
喩えだ。
どこへでもつくだと?
先日から肩が凝るのでシップを
貼り付けた。
しばらくすると、腰の辺りも
痛くなった。
加えて、先日のキャンプで
使い慣れない筋肉を使って
ふとももはパンパンだ。
すべてシップを貼った。
ところがふとももは毛が濃いからか
すぐに剥がれてくる。
おい!
どこにもつく訳じゃないじゃないか!
と言いたくなる。
は!
そうか。
こんな理屈をつけることを
そう言うのか?
なるほど。
勉強になるなぁ。
※使用例
『いやさ、ホント。ライナーノーツ読んでるとさ
理解は出来るけど、膏薬と理屈はどこへでも
つけることが出来るんだよな。』
ホットイテクレ
合掌