億男。


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今回ご紹介する本は

2015年本屋大賞にノミネートされた

あの川村元気の新作、

 

『億男』(おくおとこ)

 

だ。

 

川村元気と言えば、前作の

『世界から猫が消えたなら』

で70万部のヒットとなったことが

記憶に新しい。

 

もともと彼は映画プロデューサーで

代表作は『電車男』だろう。

 

その彼の小説第2作目はお金に関する

物語だ。

 

主人公の一男はあるとき宝くじを

あててしまう。

 

一男には失踪した弟が残した

3000万円の借金があり、それが原因で

妻と最愛の娘と別居していた。

 

ところが普段から大金に縁のない

生活をしていたので不安になり

唯一の親友と呼べる九十九を

訪ねることにした。

 

約15年ぶりの再会にも関わらず

九十九は暖かく迎え入れてくれた。

 

大学を卒業後、九十九は自分が

立ち上げた会社が順調に業績を

伸ばし最終的には40億円で売却。

再会時には既に億万長者になっていた。

 

一男は正直に九十九に問う。

3億円をどうしたら良いか?

 

とりあえずどんちゃん騒ぎをしようと

九十九の部屋にいろいろな人を

呼びパーティーを始める。

 

べろんべろんに酔っぱらった

一男は翌朝、目が覚めて気が付く。

九十九が一男の3億円を持って

失踪していた。

 

九十九を探す手がかりとして

一男はかつて九十九がやっていた

会社の創業メンバーを一人ずつ

訪ねて回る。

 

人間にとってお金とは何か?

一夜にして億男になった一男の

3億円は戻って来るのか?

はたしてその3億円で妻と娘との

幸せな生活は取り戻せるのか?

 

お金と幸せの答え

 

ものすごく読みやすい小説で、

普段 本を読んでない人でも

簡単に読める。

 

あ~最近、本を読んでないなぁ、

っていう人はぜひ読んでみて。

 

お金の大切さやお金の怖さ

それらを知ることで1歩だけ

金持ちに近づけるかも。

 

ああ、金持ちになりたい気持ちが

少し薄れた。

 

貧乏でいいや。

 

合掌

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