エコが叫ばれだして久しいが
この美しい地球を守るには
確かに温暖化を食い止める
必要があるだろう。
我々ができるエコ活動の
一つに公共の交通機関を
利用するという方法がある。
JRや地下鉄、路面電車
などなど。
福岡にあるバス会社の
西日本鉄道はバスの
保有台数が世界一らしい。
でもバスはだめだ。
排気ガスが真っ黒で
空気を汚すし、何より
渋滞の原因にもなる。
とはいえ、鉄道のない地域の
方々にとっては日常の足として
重宝しているのも確かだ。
札幌にはJRと地下鉄、それに
路面電車がある。
街中の移動にはなるべく
車を使わずに地下鉄を
利用するように心がけてる。
私が越してきた2014年には
既にJR札幌駅から地下鉄の
ススキノ駅まで地下道で
つながっており、地上が
雪だらけの季節でも
快適に歩ける。
まさにエコだ。
地下街を歩くことと
地下鉄を利用することで
一日の大半を車を使わずに
過ごすことができる。
もちろん通勤にも
地下鉄を利用している。
前置きが長くなったが
ココからが本題だ。
札幌から出たことのない人は
きっと知らないだろうが
私が今までに乗ったことがある
電車の中で、ここ札幌の
市営地下鉄だけの独自の
電車がある。
私の知りうる範囲では
車両の一部のシートは
『優先席』
となっている。
お年寄りや体の不自由な人、
妊婦や小さな子連れの人
それらの人がいたら
積極的に席を譲りなさい、
というシートだ。
あくまでも優先席なので
該当しない人も座ってよい。
だが。
札幌の市営地下鉄は違う。
『専用席』
なのだ。
これはつらい。
通勤で満員であるにもかかわらず
座りづらい。
というか座れないのだ。
私はお年寄りでもなければ
妊婦でもないから。
何故、札幌市は地下鉄を
導入したときに
『優先席』
ではなく
『専用席』
に、したのだろうか?
ちなみに駅についている
エスカレーターも
『昇り専用』
と
『降り専用』
と表記している。
『上り』と『下り』
ではなくだ。
札幌は不思議な街だなあ
だから調べてみた。
すると札幌市営地下鉄のHPに
このように記載してあった。
『札幌市営地下鉄では、昭和49年4月に
高齢者やお体の不自由な方の利用を想定した
「優先席」を試行的に設置いたしましたが、
当時は若い健常者が座席を占領 することが多く、
本来の優先利用の対象である高齢者や
お体の不自由な方などが座れないとの
声が多く寄せられたことから、
市議会での審議等を踏まえ、昭和 50年4月、
「専用席」に変更し現在に至っております。
また、専用席の利用対象者は高齢者に
限定したものではなく、「からだの不自由な方」
「乳幼児をお連れの方」「妊娠されている方」
「内部障がいをお持ち の方」も対象としており、
具体的な対象者が分かるステッカーの掲出や
車内放送にてご案内をしておりますので、
現行の専用席についてご理解いただきますよ う、
よろしくお願いいたします。』
なるほど。
つまりモラルの低い
若者が多かったということか。
だったら。
この対策は間違っている。
若者の愚行を注意するのは
大人の役目だ。
優先席を占領する若者に
注意する大人がいなかったのが
ダメなんだ。
何をやっとるんだ!
札幌市は!
今すぐ『優先席』に戻して
モラルの低い若者には
我々大人たちが勇気の
鉄槌を下すべきだ!
いいか札幌市の若者達よ。
妊婦をいたわらなかったら
この俺様が注意するぞ!
妊婦と小さな子供は
国の宝なんだぞ。
ん?
お年寄り?
ああ、お年よりは優先席じゃ
なくても譲りなさい。
それが労わりだ。
読めるか?労わり。
『イタワリ』って読むんだぞ。
でも、もしボクが
女性専用車両に乗ってたら
注意せずに暖かく
迎え入れてね。
ワザトダカラ
合掌