59発目 間違ったままの話。


舞台IMG_1606
2012.06.19

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
というが、まさにそのとおりだ。

間違ったまま、一生を過ごすわけにはいかない。

例えば、私はある歌の歌詞をずっと
間違ったまま覚えていた。
有名な赤い靴はいてた女の子だ。
この女の子の像が横浜の山下公園にあるが
そこに行ったときに初めて正確な歌詞を知った。

異人さんに連れられて~の部分を
ひいじいさんに連れられて~と歌っていたのだ。

知ったかぶりはするモンじゃない。

先日、博多駅で背の高い男性に話しかけられた。
『おお、久しぶりですね。帰ってこられたんですか?』
ん?誰だろう。
私のグーグルが一生懸命検索している。
『3年前に病気しましてね、随分やせました』
ってことは、前は太ってたのか?
ダメだ思い出せない。
『渡辺さんはお元気ですか?』
私の知り合いには渡辺さんはパッと思いつくだけでも
5人はいる。誰だ?どの渡辺だ?そしてあなたは誰?
『今度、飲みに行きましょうよ』
知らない人と?

ここまで私は、もてる限りの愛想のよさで
相槌を打ってきたが、もう限界だ。

聞くは一時の恥というじゃないか!
『あの、すみません。どちら様?』

『あはっはは、そうか、痩せたから分かりませんか
梶本ですよ。』

そんな知り合いはいない。痩せてなくても
分からない。

いよいよ彼も不安になってきたようだ。

『あの、戸辺さんですよね』
『いえ、山下です。』

アカノタニン

合掌

“59発目 間違ったままの話。” への2件の返信

  1. ひいジイサン…あたしとおんなじジャン♪あたしも山下公園で真実を知りました。その後、友人と「てもちぶさた」か「てもちぶたさん」かで言い争いになりました。

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