ヤマシタ研究所、通称ヤマシタラボが
お送りする昭和ノスタルジーシリーズ。
今回は第2弾ということでテーマはこれ。
『少女漫画』です。
はじめに:
少女漫画という言葉の定義は
”主に女性作家による漫画で
ストーリーのほとんどが
恋愛であること。
また舞台は高校生活であること”
である。
傾向:主人公が少女の場合。
そこそこ可愛いのに自分で
その可愛さに気づいてなく
もててることに気が付いてない。
また性格は9割以上の確率で
『おっちょこちょい』 である。
傾向:主人公が少年の場合
やんちゃでいつまでも
少年のようであることは
必須条件。
そしてこれも絶対条件だが
親友に、無口で頭脳明晰な
背が高い男と、いつも
何かを食べている太った男が
いる。
ツボ:
ある少女がごく普通のきっかけで
ある少年の事が気になるところから
物語は始まる。
物語の大半はその二人の紆余曲折
で構成される。
主なパターンとして、主人公の
女の子を好きな男の子がいて
その子は積極的に好きだ好きだと
言い寄ってくる。
主人公の女の子は別の男が
好きなんだけど、その相手は
そっけない。
で、最終的になんかの部活の
県大会決勝で勝ったら告白
みたいな流れになり、決勝前日に
好きな子がこの女の子をかばって
大けがをするけど、決勝戦は
頑張って出て、優勝する。
『お前のおかげかもな』
で、ハッピーエンド。
基本構成:
女の子チーム
①おっちょこちょい。
②金持ちですました娘。
③奥手で引っ込み思案なブス。
④メガネをかけた生徒会長。
男の子チーム
①運動神経のいいバカ。
②頭と育ちがいい鼻につく少年。
③10代とは思えない落ち着きのある
ライバル高校のキャプテン。
④孤独な不良。
総評:
女性作家目線のストーリー展開が
主なため『絶対ねぇよそんな展開』
というストーリー展開で話は勝手に進む。
10代の読者のほとんどが本当に
知りたいのは付き合ってからの
展開なのに、そこを描いた作品はない。
昭和の時代を風靡した少女漫画の
2代巨頭である『りぼん』と『なかよし』
は少年にとっての『ジャンプ』や
『マガジン』と同じ位置づけだ。
インターネットの普及で雑誌が
売れない時代になったと聞きますが
このヤマシタラボがきっかけで
少しでも雑誌が売れてくれることを
心より祈念します。
コイガシタイ
合掌