佐野元春というシンガーソングライターがいる。
小6のときに初めて聞いて以来の大ファンだ。
1982年。佐野元春の3作目にして初の
セルフプロデュースアルバム『SOMEDAY』に
収録されている『Happy Man』という曲がある。
その曲の一節にこんな歌詞がある。
~タフで、クールで、そしてヒューマンタッチ
まともな暮らしが苦手だと誰もに言われてる~
先日、高速道路のサービスエリアでふと
この曲を思い出した。
その日は、結構な込み具合でエリア内は
人と車であふれかえっていた。
当然のようにトイレには行列ができていた。
男子トイレはまだましなほうだが女子トイレの行列たるや
何か中でイベントでもやってんのかな?と思えるほどの
大盛況だった。いや。この場合、大盛況は表現としておかしいか。
そんな中、我慢できなかったと思われるおばちゃんが二人
男子トイレから何食わぬ顔で出てきた。
『やっぱ、こっちに入って正解やったね』
と、達成感と優越感でドシンドシンと
行列を押しのけ去っていった。
そこにいた男性陣は、一同ポカンとなり
何が起こったのかを理解するまでにしばしの時間を
要した。
なんてタフなおばちゃんなのか。
でもきっと
まともな暮らしが苦手なんだろうな。
その後、私が入った個室には、そのおばちゃんの物と
思われる手提げ袋が忘れてあった。
ほんの好奇心で中をのぞくと、買ったばかりの箱ティッシュが・・
男子便所も無理だったら、ひょっとして外でしようと
思ってたのだろうか。
なんてタフでクールなおばちゃんだろう。
マニアッテヨカッタネ
合掌
結局、箱のやつ渡さなかったのか?(笑)