256発目 出身の話。


ライナーノーツ

ヨーロッパのとある国で

産科、婦人科の医師たちが

集まり現代医学の会合が

行われた。

 

日本からは熊本の大学病院で

教鞭を振るう教授が代表で

参加したそうだ。

 

会合は最先端の医学から

その国特有の技術、医療機器の

紹介や使い方そして

高齢出産時における注意点、

などなど非常に有意義な

話し合いや報告が行われた。

 

会合の後、会場となったホテルの

1室で懇親会が行われた。

 

熊本から参加した教授は

アフリカの小さな国の医師達と

酒を飲みながら談笑していた。

 

アフリカのその国では

医療施設もまともに整っておらず

実に10人に1人しか生存しないという。

 

現在は国連から派遣された医師や

国境無き医師団などの支援を受け

生存率を年々上げていってるとのこと。

 

『ところで先生はどちらの出身ですか?』

 

アフリカ人から見た日本人は

中国人や韓国人と区別がつかない

のだろうと思った熊本の教授は

流暢な英語でこう答えた。

 

『I’m from Kumamoto』

 

通常、世界的な会合で出身を

聞かれたら国名で答えるのが

当然ではないか?

あろうことかその教授は出身地を

答えてしまった。

 

答えた後に教授は

『日本って言うべきだったな』

と気づいたが相手方が

大笑いしているので

まあ、いいかと思った。

 

ひとしきり笑ったアフリカ人達は

教授にこう言った。

 

『我々も、そしてここにいる

誰もがKumamoto出身ですよ!』

 

意味が分からなかった教授は

困惑し通訳に尋ねた。

 

『一体どういうことだね?

なぜ私はこんなに笑われてるのかね?』

 

通訳はアフリカ人達に理由を聞いてみた。

 

そして通訳も大笑いしだした。

 

顔を真っ赤にし、懸命に怒りを

抑える教授は少々大きな声で

通訳にどなった。

 

『どういうことだね?

君まで笑って。

私に分かるように

説明したまえ。』

 

通訳は呼吸を整えてから

教授にこう説明した。

 

『先生、彼らの国では

Kumamotoとは

女性器を意味するそうです。』

 

サンフジンカダケニ

 

合掌

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