709発目 うんこってワードが好きな男の話。



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日曜日に出勤したため
平日に振替休日を
取るのは、今では
働き方改革だとか
世間が言うもんだから
会社でも当たり前になったが
当時の日本では
まだ珍しかった。


当時と言っても
まだほんの4~5年前の
出来事ではある。


その頃の私は、ある事業所の
責任者をしており
外を飛び回る営業マンの
まとめ役でもあった。



奴は私のところにやってきて

「いやあ、彼女と久々に
デート行くんで、休みます」

と、まるで何の違和感も
感じさせない言い方で
振替休日を申請してきた。
普段は外を飛び回る
営業マンの一人だ。

「取引先から電話があったら
どうする?」

念のため、簡単な申し送りだけは
しておこうと思い、尋ねた。

「大丈夫っす。
携帯持って行くんで。」

あまりプライベートに
立ち入るのは好きじゃないが
念のため、尋ねた。

「遠出するのか?」


「そっすね。遠いっす。」


「じゃ、あれだ、外出先から
緊急の用事があっても
事務所には来れないな」


「そっすね。来れないっす。」


「ま、何かあったら
電話しろ。」


「うっす。」




振替休日当日、
ちょうどお昼ご飯を
食べ終えたあたりで
奴から電話があった。


「あのう。ヤマシタさん、
お願いがあるんすけど。」


「なんだ?どした?」


「実はさっき取引先の
担当者から電話がありまして」


「おう。クレームか?」


「いえ、どうしても
急ぎで資料をメールしてくれ
ってことなんすよ。」


「おう、んで?」


「で、ちょっとお手数ですが
ヤマシタさん、代わりに
メールしてもらえませんか?」


当時、我々にはモバイルパソコンは
支給されておらず
取引先にメールするのは
事務所の自分のPCからで
ないと、できなかった。


「ん、分かった。」


俺は二つ返事で承諾した。
困ったときはお互い様だ。


「で、資料ってのは
どんな資料なんだい?」


「あ、えっと。パワポで
まとめた奴をPDFにしてるんですよ。
僕のパソコンのフォルダに
入れてるんで、そこから
メールに添付して送ってもらえば・・」


「じゃあ、お前のPCへの
ログインパスワードを教えてくれ」


少し逡巡し、
彼は答えた。


「えっと、U、M、C・・・」


「全部、小文字か?」


「あ、そっす。小文字っす。
で、Oです。」


「全部小文字でu,m,c,oな。」


「あ、ちゃいます。Nです。
イエスノーのノーのnです。」


「ああ、はいはい。んで?」


「えっとアンダーバーでb,u,l,i」


「アンダーバーな。」


カチカチカチ


「で、iっと。終わり?」


「で、最後に2っす。」


「数字の2な?」


「そっす。」


「おお、入れた入れた。」


「そしたらデスクトップに
あの、ちょっと、その、・・・」


「これか?このフォルダか?
オケツって名前のPDFファイルが
あるのう?」


「ああ、そっす。すんません。
ふざけてるわけじゃないんですけど。」


「お前、ちょっとバカやな?
ふざけとるに決まっとろうが。
まあ、いいやそんで?」


「そのデータを送ってほしいんす。」


「ああ、分かった。じゃ送っとくよ。」


電話を切った後、
手元のメモ帳に目を落とした。

先ほど彼が言った
パスワードをメモした紙だ。

unco_buli2

お前これ、前半
うんこやないか~い!

KじゃなくCを使って
ひとひねり入れとるけど
うんこやないか~い!

しかもアンダーバーの
後の後半部分も
ブリブリやないか~い!

buli2ってお前
小泉今日子のシステムやないか~い。

kyon2って書いて
キョンキョンって読む
あの感じやないか~い。


更に、ここでも
RじゃなくてLを
使ったりして
ひとひねり入れとるけど
結局お前これ

ウンコブリブリやないか~い

オレは奴のバカさ加減に
少し嫌気がさしたが
気持ちを切り替え
奴が担当する取引先に
メールをした。

もちろん、ファイル名をオケツのまま
送ることが出来ないので名前を変更し
圧縮ファイルに変換した後
ファイル自体にパスワードをかけた。


パスワードはもちろん
unco_buli2
にした。


それにしても
男ってほんとに


ウンコガダイスキ


合掌



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小倉のマツエクサロンミック【Mic】
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