日本語の美しさは
英語圏の人々にも
称賛されるらしい。
英語に訳せない
美しい表現に
感心した欧米人が
こぞって日本語を
習得したがって
日本語学校に
殺到している
らしい。
たとえば
この時期だと
桜の花がそうだ。
満開の桜の花が
風に揺れて
ひらひらと舞う。
この
「ひらひら」
という表現は
英語にはできないそうだ。
美しい日本語。
訳せない言葉。
つまり完全な
オリジナル
ということだな。
訳せない言葉と言えば
我々福岡県民がしゃべる
方言もそれの一つだろう。
標準語にできない。
そんな方言に
魅力を感じて
福岡方言口座に
関東の人々が
どっと押し寄せて来る。
そんな時代が
すぐそこまで来ている。
ふうたんぬるい。
私はこの言葉を
英語はおろか
標準語にさえ
訳すことが出来ない。
「え~?やまちゃん、
それどうゆう意味?」
きっと
皆がそう思うだろう。
どこで、どんな場面で
使うのか?
褒め言葉か?
貶し言葉か?
名詞か動詞か副詞か?
ふうたんぬるい、を使ってみる。
例えばこんな時。
「じゃあさ、これね。やり方を
説明するぞ。
ここの、この紐を引っ張って
ほんで、下をぎゅっと持つ」
「先生、も一回言って」
「ちっ。
あんの、この紐があろうが?
これをぴゅうっと引くやろが?」
「先生、どれ?これ?」
「違うっちゃ、これちゃ。
なしか!ようっと見とけ。
ええか?これをの・・」
「ああ、これね?」
「違うちゃ!なしかホントお前、
ふうたんぬるいのう。」
と、まあこのように
ふうたんぬるい奴に向かって
使うのが
ふうたんぬるい、です。
セツメイニナットラン
合掌