西新宿は春の風に吹かれていた。 高層ビル群の間を駆け抜けるように吹いてくる風が頬をなでる。心地よい時間だった。
左手に新宿中央公園を見ながら、ヒルトン東京の交差点を成子坂方面へ向かう。 外国人観光客と思しき団体がカメラを手に写真撮影をしていた。
カメラマン役の男性がファインダーを覗き込みながら、空いたほうの手で右端の人を、もっと左に寄って~みたいな仕草で全員をレンズに治めようとしている。
「OK~、3、2、1」
パシャパシャパシャ
あれ?連写で撮影してるな、と思った。
「ワンモア~」
もう一枚、撮る様だ。 と、その時、カメラマンと団体客の間を一人の女性が横切った。 彼女はスマートフォンを片手に画面に夢中になっており、撮影中だということに気がついてないようだった。
薄いピンクのフレアスカートを履いて、スタイルの良い女性だった。
春の風が彼女のスカートをめくり上げた。 と同時に女性が横切ろうとしていることに気がついてないカメラマンはシャッターを押した。
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ
「きゃっ!」
女性はめくりあがったスカートの前を片手で押さえたが、無情にも新宿の春の風は彼女のおパンティーを丸見えにするだけの威力があった。
それを高速の連写で撮影されてしまった。 外国人男性はカメラのモニターを確認しながら「oh!my!」と笑った。
「え?やだ!嘘!」
女性はカメラマン男性が自分のおパンティーを撮影したらしいことに動揺した。だが、そこにいた人々は言葉が通じなさそうな外国人達だ。 すくなくとも一部始終を見ていたなかで私だけが日本語が通じる相手だった。
そこからの彼女の判断は正しかったと思う。 私の存在に気がつき、近寄ってきて
「今、あの人、写真撮りましたよね?」
と尋ねてきた。
私はゆっくりとうなづき、こう答えた。
「ええ、はっきりと。高速の連写で撮ってましたよ。」
「やだぁ。じゃあ、もしかして?」
「ああ。多分、ちょうどスカートがめくれ上がった瞬間でしたね。」
「やだ!」
女性はくるりときびすを返し、男性に詰め寄った。 私の位置からは何を言っているのかは聞こえなかったが、女性は身振り手振りでカメラを見せろとまくし立てているようだった。
男性は鷹揚に両手の平を上へ向け、何を言ってるか分からない、というようなポーズを取った。
「削除してよ!」
そう彼女が叫んだことは聞こえた。私は助け舟を出そうと、彼らに近づいた。近づいて彼に伝えてあげた。
「ウッジュー プリーズ ショウミー ユア ピクチャー?」
彼はようやく理解し、カメラのモニターを見せてくれた。 彼女も横から覗き込む。 残念なことにというか、彼女にとっては幸いなことに、画面にはほんの少しスカートが翻っている程度の顔も映ってない連続写真が撮れているだけだった。
ほっとした表情の彼女は、外国人たちにペコリと頭を下げカメラマンの男性にも「ソーリー」と謝っていた。 外国人男性はにこりと笑って「ノープロブレム」と手を上げた。 そしてそのまま他の仲間達とその場を去った。
女性は私に向き直り、もう一度ペコリと頭を下げた。
「ありがとうございました。助かりました。」
「いえいえ。良かったですね、撮られてなくて。」
「はい、あのう、あ、ありがとうございました。」
何か言いたそうだったが、結局彼女は何も言わず去っていった。
彼女の姿が見えなくなってから、私は自分のスマートフォンを確認した。
私のスマートフォンの液晶画面には彼女のおパンティー姿がしっかり写っていた。 高速で連写したのでピントもばっちりだった。
この一連の流れのことを日本のことわざで、こう言う。
ギョフノリ
合掌
悟さん。。。。
ブログを発見です。
以前、家の近所の寅さんでご一緒させていただき
飲んだTEEです。
その当時、軽くお話していたことが1年かかりましたが
実現へ向けてようやく今年イベント出来るようになりました。
ちなみにもうキャンプ熱は下降しちゃいましたか。
ig =@norrth_wolf02
お久しぶりです。
あれからインスタはやってないんですが
お元気でしたか?
私は昨年の4月から横浜に勤務してます。
キャンプ熱は一向に下がる気配は
ありませんね。
お返事遅くなりました。
サトルさんとお話してたのも早1年くらい前のお話ですよねぇ~。
この1年くらいの間に既に横浜に転勤されていましたかぁ~。
出来るオトコは違いますね!どんどん都心部に攻めて行かれますね~。
北海道とはまた距離が出来てしまいましたが、貴重な時間の中で
お会い出来たことを嬉しく思ってます。これからもブログを楽しみにしてますね!