元々ある言葉を逆さにして
仲間内にしか分からない
隠語を作り上げたのは
TV業界の人だろう。
寿司のことをシースーと
言ってみたり、
六本木のことを
ギロッポンと言ってみたり。
それを一般の人が
真似していたのは
世の中がバブルと言われ
浮かれあがっていた時代だ。
だから、現在でもその
逆さ言葉を使ってると
それが冗談ではなく
本気であればあるほど
滑稽である。
多くの人は逆さ言葉で
しゃべることは恥ずかしい
と思ってるであろうし、
本気で言うつもりもない。
もちろん私もその1人だ。
姉ちゃんのことを
チャンネーなどと
言うつもりは毛頭ないし、
逆に言ってる人を見ると
軽蔑するだろう。
だが、私は知ってしまった。
堂々と、かつ真剣に
逆さ言葉を使ってる人を。
いや、人々と言ったほうが
正しいかもしれない。
むしろ団体と言うべきか?
話は変わるが
札幌にはプロのスポーツチームが
いくつかある、らしい。
いくつあるのか知らないが
私が知る限りは3つだ。
野球とサッカーとバスケットボール。
それぞれ
北海道日本ハムファイターズ
と
コンサドーレ札幌
と
レバンガ北海道だ。
野球に関しては、もともと
ホームが後楽園球場だった日ハムが
2002年に移転したのが
きっかけだったはずだ。
だから、生粋の北海道のチーム
と言えばコンサドーレと
レバンガの二つだろう。
もしかしたらもっと
あるかもしれないが
私はこの二つしか知らない。
コンサドーレ札幌の名前の由来は
道産子(どさんこ)を逆さにした
名前だと聞いている。
逆さ言葉だ!
チャンネーとかギロッポン
とかシースーと変わらない。
でも、まだ、まだ許せるかな。
ぎりぎり。
問題はこのチーム名だ。
レバンガ北海道
私はこのチームについて
詳細を知らない。
ラジオでたまに名前を
聞くだけだった。
だから、つい先日までは
このチームの名前は
レバンナ
だと勘違いしてた。
だが、この球団の社長に
お目にかかる機会があり
私がチーム名を間違って
覚えていたことが発覚した。
とある、パーティーに
ゲストで呼ばれていた
球団代表は私と同じ年だった。
リーグからの除名処分や
支援会社の撤退などを受け
それでもチームを存続させるべく
社団法人を立ち上げ、自ら
代表となり、選手も兼ねる、
その人こそが
折茂 武彦 45歳だ。
そしてそれまでの
レラカムイ北海道から
新チーム レバンガ北海道を
立ち上げることになった。
と本人が言っていた。
素晴らしい公演だった。
カレの意気込みに
パーティーに参加していた
人々は拍手を送った。
私ももちろん感動した。
信じてないわけではないが
ネットでも調べてみたら
彼の言う通りだったので
感動はさらに増した。
だが、引っかかるのが
チーム名だ。
レバンガ
そうね。
もう気付いた人もいると
思うけど、これさ、
ガンバレの逆さ言葉なのね。
軽蔑する?
いや、やっぱ軽蔑までは
しないよね?
だってがんばってるから。
ネットでもう一度調べてみたよ。
名前の由来をさ。
そしたら、しっかりと
書いてあったよ。
『みんなにがんばれって
言ってもらえるように』
・・だってさ。
違うやん!
どっちか言ったら
ルバンガ北海道
やん!
みんなの声援に応えます!
で、いいやん!
って言うか
なんで逆さにするん?
コンサドーレもレバンガも。
そして何故、誰も
突っ込まない?
もうさ、イライラするんだよな。
だから、今度の試合は
応援に行ってみようと
思ってるんだ。
アイスホッケーを。
ソッチカイ!
合掌