417発目 昼食の誘い方の話。


カレーハンバーグラーメン

平日は大体が昼食を外で摂る。

 

営業で廻った先だったり

事務所の近くだったり。

 

極力一人で食べる。

 

昼食後に本を読んだり

ゆっくりとコーヒーを

飲んだりしたいからだ。

 

だからお昼を誘われても

よっぽどじゃない限り

ご一緒することはない。

 

もし、美味しい店を

紹介してくれるのなら

ご一緒したいのだが、

札幌に来てからは

『これ!』といった店を

まだ見つけてない。

 

できればラーメンとハンバーグと

唐揚げとカレーが美味しい店を

見つけたいと思っている。

 

 

でも中々ないんだ、これが。

 

あっても高い!

 

ちなみにカレー屋はたくさん

あるし、そのどれもがおいしい。

 

ほら、札幌のスープカレーって

有名でしょ?

 

でもね、高いの。

 

アホみたいに高いの。

 

1回の食事で1,000円を

超えちゃうの。

 

そんなことやってたら

昼飯代だけで月間25,000円くらいに

なっちゃうじゃないの!

 

その点、福岡には長く住んでいたので

おいしいところをたくさん知っている。

しかも安い。

 

例えばここ。

 

 

ここの『鳥味噌定食』は安くて

旨い。店名は小笹飯店。

 

私が知る限り、定食界では

北半球で一番だろう。

 

福岡へ行く機会がある人は

是非行ってみることをオススメする。

火曜日が定休日なので気をつけろ!

 

で、だ。

 

札幌ではどこがいいんだ?

などと話していたら、ある取引先の

方からこんな話を聞いた。

 

『ヤマシタさん、人間の身体って

何で出来てるか知ってます?』

 

『ええと、骨と肉と皮と脂肪

ですかね?』

 

『もちろんそれも正解なんだけど。』

 

そう言うと彼はたっぷりと

勿体付けて私にこう説明した。

 

『発見したんだ』 と。

 

彼曰く、人間の身体はこうらしい。

 

『あのですね、人間の身体は

カレーとラーメンとハンバーグで

出来てるんですよ。』

 

『いやそれよりも

どこか美味しい定食屋を

知りませんか?』

 

『発見したんですよ。

この3種類が体内に蓄積されて

いるのです。そしてそのどれかが

減ると食べたくなるのです。』

 

『えっと・・・』(無視かよ)

 

『私は今週はカレーが

不足してました。』

 

『は、はい・・・』

 

『なので月曜日と火曜日は

カレーを食べたのですが

水曜日にはラーメンが

不足してきて。』

 

『あ、あの・・・』

 

『だから、水木はラーメンを

食べました。で、ですね。

ココからが重要なんですが。』

 

『えっと、そろそろ・・・』

 

『次はハンバーグかなと

思ってたら、ラーメンだったんですよ!

どうです?これからお昼まだなら

一緒にラーメン食べに行きません?』

 

私は実はこの方とお会いするのは

これが4回目くらいで、以前から

一度お昼でもご一緒にいかがですか?

と誘っていたのは私のほうだった。

 

だが、正直言ってそれは

社交辞令で私はコイツとは

昼飯なんか行かないよ!と

心の中では思っていた。

 

昼くらい一人でゆっくり食べたいよ。

 

えっとすみません、

もう済ませてきました。と

やんわり断った。

 

もちろん、本当はまだ食べてない。

 

彼はそっと腕時計をみて

残念そうに、また今度と

言った。

 

なんだか随分回りくどい

誘い方をするなぁ。

絶対、行きたくないなぁ、と

思って、ふと時計を見たら

まだ11時だった。

 

あ、やばいな。

言い訳ってばれちゃったかな?

昼を済ませてくる時間じゃないもんな。

 

でも、その日は何とか切り抜けた。

 

数日後。

 

彼から電話があり

今日はハンバーグの日ですが

ご一緒にいかがですか?

と誘われた。

 

時計を見たら10時30分だった。

 

まだ腹減っとらんわ!

 

ミョウナヒトニナツカレタ

 

合掌

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