外は久々に顔をのぞかせた
太陽が燦燦と輝いている。
ラジオから流れる
ボブディランの
『風に吹かれて』が
心地よい。
ｴｱｺﾝのスイッチを切り
窓を開け外の空気を
感じてみる。
街の所々にはまだ雪が
残っているからか、風は冷たい。
その冷たさがほてった体の
熱を冷ましてくれる。
私の車と並行して歩道を
歩く女性が居た。
今日は暖かいからか
ミニスカートを履いている。
春の訪れを感じる。
女性のスカートが
短くなるのはとても
良いことだ。
前方の歩行者信号が
点滅している。
じきに黄色になり
赤に変わると予測した私は
静かに減速する。
女性は急いでいたのか
横断歩道を走って渡ろうとした。
が、あきらめて私の前方で
立ち止まった。
ミニスカートからは
白くスラリとした足が
伸びている。
ああ、美しい光景だ。
~the answer my friends
blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind~
ラジオではちょうど
風に吹かれてのサビが
流れていた。
この美しい光景に
ぴったりのBGMだな。
信号待ちの女性を突如
突風が襲った。
彼女の左側からびゅうっと
風が舞ってきて、彼女の
スカートを捲り上げた。
きゃっ！と慌ててスカートを
押さえる彼女。
私の位置からは彼女の
青色の下着が丸見えだった。
思わず信号が変わったと
勘違いし、車を発進させそうに
なったくらい、目が覚めるような
青色だった。
彼女はスカートの前を
押さえていたが、私は
彼女の後ろから、
風がやむまでの間
ずっとその青いパンツと
丸いお尻を堪能した。
私はボブディランへの
感謝の意をこめて
彼の歌を口ずさんだ。
~the answer is a skirt in the
underwear~
ボブよ。
答えは風の中ではなく
スカートの中にあったよ。
ありがとうボブ。
そしてありがとう風。
ロマンチックダロ？
合掌