464発目 しめえの話。



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ライナーノーツ

本人は気がついてないが、その言葉には別の意味があるんだよ、ということが稀にある。 以前、このライナーノーツ『103発目 戦いに勝った男の話。』
でもそのことには触れた。 このときは英語の意味を知らずに使ってたという話だったが、今回は日本語の意味だ。

 

いつものように、仕事が終わり夜の街へと繰り出した。 街の喧騒は私を歓迎している様でもあり、私は心を躍らせる。 さあ、今日はどんな出会いがあるのだろうか? 隣に座ったホステスにどんな話をしてみようか? と考えながら人ごみをすり抜ける。

 

札幌駅前通を南に下り、大通公園から数えて5つ目の大きな交差点の程近くにその店はあった。 昨年、札幌に着任してから数回ほど行った事のある店だ。 ホステスも若い子ばかりで会話には教養のかけらも無い。 彼女たちはただ、見た目が良いだけの女だ。 外見以外に褒めるところはない。 ああ、今日も楽しい話は聞けないんだろうな、俺が話題を提供するしかないか、と思っていたところだった。

 

店内に入るとボーイが近づいて来て、指名はありますか?と尋ねられる。 私はこう聞かれると毎回必ず 『女性を口説いてその日のうちにホテルへ連れ込むという使命があります。』 と答えようとするが、 『その使命ではなく、私が言ってるのは指名です。』 と突っ込んでくれそうに無いので、ぐっと堪える。 当然ながら 『氏名はヤマシタサトルです。』とも言わない。 スベるのが分かってるからだ。

 

『指名はありません。』 とそっけなく答え、案内されたテーブルに着く。 ボーイがテーブルの上にお酒を準備し、 恭(うやうや)しくお辞儀をし下がって行く。 さほど時間を空けずに女性が3人近づいてきた。 甲高い声でいらっしゃいませ~と言う。 瞬時にその3人の内どの子が隣に座るのかを予想する。 こういう場合、まず間違いなく私の横に一番派手な女が座る。

 

首、手首、足首。 体の中で『首』がつく箇所に、もれなくアクセサリーをつけている女だった。 少し動くたびにカシャンカシャンと音がする。 小鳥が両翼を広げたようなまつげをバッサバッサ言わせながら下から見上げるようにこちらを見つめる。 大きく開いた胸元からは白い乳房が半分ほど放り出ている。 セックスアピールの塊みたいな女だ。

 

『こちら初めてですか~?』

 

女は甘ったるい声で尋ねてきた。

 

『何度か来た事があるよ~。 それにしてもすごいアクセサリーだね。』

 

『わたし~、じゃらじゃらが好きなんです。』

 

じゃらじゃら【じゃらじゃら】
色っぽくていやらしい感じを与えることを表す。

 

この意味は意外と知られてない。 『じゃらじゃら』にはそういう意味があるんだ。 だから私はこのクネクネした女がてっきり 『色っぽくていやらしい感じを与えることが好き』 なのだと理解した。

 

そうすれば、当初の私の『使命』が成し遂げられるのではないか? そういう意味では彼女を『指名』すべきではないのか?

 

そうこうしている内に彼女は別のテーブルからお声がかかり私の元を離れていった。きっと別の客が彼女を指名したのだろう。

 

色々なことを考えすぎて疲れたので、帰るとするか。 私は席を立ち会計を済ませる。

 

この話はこれで『おしめえ』。

 

オアトガヨロシイヨウデ

 

合掌

 

 



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小倉のマツエクサロンミック【Mic】
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