西一番街ブラックバイト


本db

何だか納得できないけど自分ではどうしようもないことってあるよな?

 

でもさ、あきらめる前にあいつに相談してみろよ。 きっと解決できなくても納得できるだけの結果を出してくれるぜ。

報酬のことは気にするな。あいつはきっと報酬なんか請求してきたりしやしない。 ただ、問題が大きくてGボーイズの手を借りなきゃならない場合には実費を請求されるだろうけど、それにしたってうさんくさい弁護士に比べれば良心的な金額だよ。

 

くだらない大人に食い物にされて搾り取るだけ搾り取られるガキどもの味方になってくれるのは、普段は西一番街の果物屋で店番をやっている真島マコトだ。 みんなからはマコトって呼ばれてる。

 

今回のトラブルはマコトの同級生サエコが持ってきたある芸術家の悲劇、ユーチューバー達の葛藤、自分の容姿にコンプレックスを持っているガキどもを食い物にする美容整形外科医、そして西一番街のブラックバイトの4本立てだ。

 

どれも読み応えがあるし、うんうんと頷く内容で盛り沢山だ。

 

特に最後の「西一番街ブラックバイト」に関しては考えさせられるものがある。

 

あんただって自分の勤めてる会社がブラック企業だって言われたら転職を考えるだろ? それはかなりの重症だぜ。 自分の勤めてる会社がブラックかどうかを外部から知らされるってことはさ、自分ではそんな風に思ってないってことだろ?

 

それくらい、上手に洗脳されてるのさ。

 

ブラック企業の手口はまず、社員を洗脳することから始めるからな。 興味があるんだったらウェブで「ブラック企業大賞」って検索してみな。 毎年、一度は耳にしたことのある企業がブラック企業として認定されて表彰されてるぜ。

 

ま、もちろん表彰式には誰も来ないらしいけど。

 

てなわけで、今回の「池袋ウエストゲートパーク」は12作目だ。

 

過酷な労働を強いられ、辞めることもできないガキどものためにGボーイズとマコトが立ち上がるぞ。

 

そして久々にGボーイズのキング「タカシ」のタイマンもある。伝説はこうやって作られるんだな。

 

さあ、まだ読んでないあんたはこの下からアマゾンのサイトに飛んで、さっさとポチンってやるんだな。

 

じゃ、まだまだ暑い日が続くけど夏バテには気を付けろよ。

 

合掌

 

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