107発目 母に送る手紙の話。


trash
お母さん。

私がこんな年になっても
まだ、価値観を問うのですね。

お母さん。
アメリカかぶれの出稼ぎ親父が
私に贅沢は敵だというんです。

お母さん。
さんざん公共のトイレを汚してきた
くせに、自分だけ綺麗なトイレを
使おうとパチンコ屋にいったんです。

お母さん。
その個室には紙がなかったんです。

お母さん。
ポケットには大事な人から頂いた
大事なハンカチが入ってたんです。

お母さん。
ハンカチと自分の尻と比べると
どっちが価値があるのか
分からなかったんです。

お母さん。
そのハンカチで拭いたのは
間違ってたんでしょうか?

お母さん。お母さん。
私は尻に価値観を見出したんです。

お母さん。
私の罪はなんでしょうか?
コレが私へのバツでしょうか?

お母さん。
今日の教訓は、紙があるかどうかは
入る前に確認せよ。です。

お母さん。
お元気ですか?

サトル

合掌

“107発目 母に送る手紙の話。” への2件の返信

  1. クフフ…( ´,_ゝ`)(笑)

    ハンカチでふくしかなくない?

    パンツでふくという選択はなかったのね?…(笑)

    …( ´,_ゝ`)

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