504発目 時代の話。


 

ライナーノーツ

 

先日のとあるニュースでこんな記事を

見かけた。

 

総務省が青少年を対象に

おこなったアンケートで

『昭和は架空の時代設定』

と答えた青少年が実に

全体の50%を超えたそうだ。

 

 

昭和が架空の時代?

 

我々が生きてきた

あの青春時代を、

輝いていたあの時を

架空の時代だとぅ!

 

意味が分からん!

 

どういうことだ!

 

もう少し記事を読み進んでみよう。

 

~昭和が現実味を喪失した要因として

 注目されているのが、

 昭和末期の特異な文化やモノだ。

 アンケートの解答用紙には、

 青少年たちが抱く数々の疑問が並ぶ。~

 

とある。

 

つまりこうゆうことだ。

 

「50代以上の管理職は、

口を開けば高度経済成長や

バブル期に自分がどれほど

業績を伸ばしたかの自慢話ばかり。

現在の企業の業績は当時とは

根本的に異なることから、

若手社員は

『全部作り話じゃねえか?』

と疑い始めている」

 

 

これには私もうなずくしかない。

 

確かに私はギリギリだが

バブルを知らない世代だ。

 

私が若い頃から

そのバブル景気を経験してる

年長の人々は自慢げに

 

『オレが若い頃は

20日間寝なかった』

 

とか

 

『パチンコ屋からパチンコ屋

までをタクシーで移動していた。』

 

とかしょうもない自慢を

繰り返しされた。

 

 

そりゃそうだ。

そんなに仕事が出来てた

あんたが今ではパソコンすら

まともに操作出来ないじゃん!

ってなるよ。

 

社員の1人1人にパソコンが

配布されだしたのは

平成になってから

しばらくしてからだ。

 

私が今の会社に入社した頃、

机の上には卓上カレンダーと

灰皿とマグカップだけだった。

 

そう。

 

今の若者が聞いたら

驚くだろうが、

それぞれが自席で

煙草を吸っていたんだ。

そんな時代だったんだ。

 

朝、出社すると

女性社員が

おはようございま~す

とか言いながら

マグカップにコーヒーを

入れて持ってきてくれる。

 

 

今の若い子が聞いたら

『そんなのパワハラよ!』

って思うだろ?

 

ウソだ!作り話よ!

って思われても仕方ない。

 

ある20代前半の女性が

父親からポケベルの

話を聞いたそうだ。

 

その時、彼女は

こう思った。

 

『そんな不便な機械が

売れたなんて信じられない。

お父さんが妄想を

語りだした。』

 

 

私は若者に説明する。

 

『昔、ウインドウズが

発売されたとき、つまり

1995年なんだけど、

そのときはさ、意味の分からない

人たちがパソコンも

持ってないのに

家電量販店に行列を

作ったんだよ。』

 

と。

 

『OSっちゃなんね?

とか言ってね。』

 

19歳の、少年とも呼べる

その青年は私の方を

ポカンとした顔でみつめ、

そして、ややあってから

こう説明してくれた。

 

『1995年というと

まだウチの両親も

出会ってません。』

 

 

アッソ

 

合掌

“504発目 時代の話。” への1件の返信

  1. テレビゲームが出る前の’95年? パチンコ・酒・・競馬・・・ 読書の日々・・ だったかなぁ・・・???

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