263発目 予約の話。


時計

利用することをやめた。

 

何を?

 

美容院で髪の毛を切ることをだ。

 

まあ、髪型を気にしなくなった

と言うのが主な理由ではあるが。

 

では、なぜ?

 

予約【よやく】
そうすることが是非必要である旨を
先方に申し入れ、確実に実現する
方法を講ずること

 

美容院は理髪店と違い

完全予約制を謳ったところが

多い。

その日に切ることだけを

予約するのではなく、

時間まで決めなくてはならない。

 

『じゃあ、日曜日の10時』

 

『あいにくその時間は予約で

埋まっておりまして、

11時半なら大丈夫ですが』

 

『じゃあ、11時半でいいよ』

 

というやり取りの後、店に

11時20分ごろに行くとする。

 

若くて綺麗な女性店員が

『いらっしゃいませ、ご予約ですか?』

と尋ねてくる。

『予約しました、ヤマシタです。』

では、こちらでお待ちください。

と、ソファーが置いているスペースに

通される。

私の予約した時間まであと10分。

 

ところが

 

30分も待たされる。

 

私は店員に尋ねる。

 

『もう来てから30分たつのだけど

まだかかるかな?』

 

『申し訳ありません。

せっかくご予約いただいたのに

大変お待たせしてしまって。』

 

『いや、お腹もすいたので

昼食を摂りたいんだけど

時間の変更ってできるかな?』

 

『では、ヤマシタさま

夕方の16時ではどうでしょうか』

 

私は快諾し、いったん自宅へ戻った。

 

妻の作った昼食を食べる。

ソファーに寝そべり

テレビのゴルフ中継を

観ていると妻からお使いを

頼まれる。

私は買い物ついでに

本屋に立ち寄り、欲しかった

小説をいくつか購入する。

 

自宅に戻り家族と夕食を

ともにする。

買って来た小説を読んでいると

お風呂が沸いたので

子供達をお風呂に入れる。

 

ああ、今日も一日

充実した休日だったな。

 

あ!

 

散髪いくの忘れてた!

 

というわけで

私は美容院に行かなくなった。

 

もうね、美容院も歯医者も

予約制を止めたらいいんだよ。

 

ジカンヲマモレ!

 

合掌

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