札幌市内から北北西に向かう。
道路の脇に積み上げられた雪が
一層、高くなる。
この道で合っているのか
不安になる。
こんな風に積み上げられた雪の壁の
向こう側には一体、何があるのか?
我々が向かおうとしている場所は
この雪の壁の向こうにあった。
札幌駅から車で約30分。
ここは石狩市の茨戸川。
”ばらと”と読む。
川の表面が凍りつき、その上に
雪が積もってこんな風になっている。
そう。今日はワカサギ釣りだ。
こんな風にグリングリン穴をあける道具がある。
その辺に来ている人に借りるといい。
北海道の人たちは他人にやさしいので
見知らぬ私たちにも快く道具を貸してくれる。
実は私は魚釣りをするのがこれで
2回目なのだ。生まれてから2回目だ。
コツも何も分からない。
釣った後はやっぱり天ぷらだね。
テントの中かバーベキュー用の
コンロで揚げないと油の温度が
上がらないので、失敗するぞ。
興味のある人は道具がなくても
手ぶらで行って楽しめるようなツアーも
あるようだ。
我々が釣っているすぐそばに
それっぽい団体が来ていた。
話を聞くと一人7,800円だそうだ。
札幌駅北口からバスでここまで
連れてこられて、昼食会場で
お昼ご飯を食べて着替えをして
そしてこの氷上に降りてくる。
7800円が高いかどうかはあなた次第だ。
小一時間で帰って行ったが
皆、楽しそうだった。
興味のある人は、このサイトを
覗いてみると良い。
http://www.sapporo-kouiki.net/chiikitabi/2013/12/post-30.html
時期的には1月下旬くらいまでが
良いそうだが、それだと
あまりにも寒すぎる。
この日も天気は良かったが
マイナス3℃だった。
ただ、景色は素晴らしいぞ。
ワカサギは漢字でこう書く。
『公魚』
これは戦国時代にお殿様に貢ぐ
魚として定着していたことに由来するらしい。
と、薀蓄を披露したところで
大したオチも思いつかないので
今日は
コレマデ
合掌