757発目 ワタシが長澤まさみに会いたくなった話。


今、世界でもっとも ”熱い” と
言われている学問をご存じだろうか?

それは

統計学

である。

 

統計学とは何か?

経験的に得られた
バラツキのあるデータを
応用数学の法則を用いて
数値上の性質や規則性、
あるいは不規則性を見出す。

それが

統計学!

である。

 

身近なものでいうと
心理学などにも
用いられている。

 

ざっくり言ってしまうと
占いなどでも用いられている。

 

手相学や占星術がその
代表と言えるだろう。

 

だからというわけではないが
統計学の「いろは」も
知らないような占い師が
さも知った風な口をきき

『31歳で運命的な出会いが
あり、その人と結婚します』

などと言い切ろうもんなら
私は烈火のごとく怒りだし
立ち上がり拳を振り上げるだろう。

統計学どころか応用数学すら
出来ないだろうが!と。

ああ、あたす?
あたすも勿論、応用数学って何?
ってレベルですがね。

 

仕事で知り合った人が
占いが大好きな人で
ワタシにこう聞いてきた。

 

『昨日、見た夢って
覚えてます?』

 

私は鮮明に覚えてます、と
答えた。

 

『友人が夢占いができるんですよ。
ヤマシタさんの夢を占ってもらって
結果を教えますよ』

 

ワタシはまったく望んでないにも
かかわらず、これも付き合いのうちだと
割り切って、彼に夢占いを
頼むことにした。

 

ワタシが昨晩見た夢は
こんな夢だった。

 

正面から長澤まさみに似た女性が
ワタシに向かって歩いてくる。

控えめに言っても巨乳だった。

彼女はすれ違いざまに
ワタシにこう言った。

『おっぱい見たい?』

ワタシは無言で頷く。

彼女はブラウスのボタンを
上からゆっくりと
一つずつ外していく。

それを見ながらワタシは
ごくりと生唾を飲む。

彼女はワタシに
背を向けブラウスを脱いだ。

後ろ手にブラジャーを外す。
ワタシは黙ってみている。

両手で胸を隠したまま
彼女は振り返った。

両手では隠し入れないほどの
胸の谷間が見える!
そう喜んだワタシの目に
飛び込んできたのは
白く豊満な乳房ではなく
大きな乳首だった。

洋服の上からも
巨乳と分かるほどの
あの膨らみは
チチではなく
乳首だった。

あなたの赤ん坊は
どうやってそれを
咥えるのですか?

ワタシは疑問を彼女に
ぶつけてみた。

彼女はそのバスケットボール
くらいの大きさの乳首をなでながら

『さあ、
私、子供いないから』

 

そう言い残して
去って行った。

 

『そこで目が覚めたんです。』

 

『面白い夢ですね。
じゃあ、占いの結果は
メールしますね。』

 

数日後、その彼から
とても短いメールが
届いた。

 

「ヤマシタさんの夢を
私の知り合いに伝えたら
こう言われました。」

 

『前例がない』

 

なるほど。
統計学に基づくと
前例がない場合
解答が得られないのだな。

 

ああ、長澤まさみに

アイタイ

 

合掌

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