ごめんね札幌


ライナーノーツ

見よ!このハイブリッドな信号機を。
札幌市内の信号はこのように
縦になっている。
雪が積もらないようにとの
配慮だろう。
デザインも薄型で格好が良い。

ライナーノーツ

少し前に傾いているのは
やはり積雪しないための配慮かな?

写真のとおり晴天の中、
雪にまみれた札幌市内は
快適に過ごせる気温だった。

『なぁんだ、悩むほど寒くないじゃないか』

と高をくくる私。

たか【高】
「—-を括る」
(たいしたことないと思って
相手を見くびる)

と、辞書には書いている。
そう!
私は見くびっていた。

IMG_2504

せっぴ【雪庇】
山の稜線の風下の谷側に
ひさしのように張り出した積雪。

この状態になると危ないらしい。
このたまった雪がドサっと
落ちてくると、下に人がいたら
死ぬし、車などはぺちゃんこになる。

しかし、写真のとおりの快晴だ
晴天の札幌はなんて快適なのだ。

このとき私はまだ高をくくっていた。

16:30
車内の時計はそう表示している。
が、あたりは漆黒の闇だ。
博多とは時差が2時間ほど
あるように感じる。
おまけに雪が降り出した。
気温はみるみる下がって行き、
私と札幌市は雪まみれになる。

手足がしびれ、噛み締める奥歯のため
両の頬が痛くなる。メガネは曇る。

ごめんなさい、ごめんなさい。
もう見くびったりしません。
だから、だからもうこれ以上
寒くならないで。

うかつ【迂闊】
「闊」は粗略という意味。
不注意の為(物事の事情に
うといため)不結果を招きがちで
ある様子。

ああ、迂闊だった。

合掌

“ごめんね札幌” への3件の返信

  1. 寒そうやね…かわいそうに。耐えるしかないね。札幌ラーメンたべて
    あったまらんとね。

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