111発目 後世に語り継がれる話。

スペースコロニーへの宇宙移民が 始まって半世紀あまりが過ぎた 宇宙世紀0079年。 地球から最も遠いコロニー群サイド3は ジオン公国を名乗り、地球連邦からの 独立を求め、独立戦争を挑んできた。 連邦軍の圧倒的な戦力に対し 続きを読む 111発目 後世に語り継がれる話。

110発目 徒労に終わる話。

結局、何がやりたかったのかを 振り返ってみるためには、その日の 11時頃にまでさかのぼる必要が あるだろう。 朝一で外出する必要があった。 空は薄いガーゼをかけたみたいに 青い空がすけている。 私は車の助手席に座り ぼん 続きを読む 110発目 徒労に終わる話。

死神の浮力

あなたは神を信じますか?   世の中には八百万の神がいると 言われている。 この作品は数ある神の中でも 死神が主人公だ。   死神は人間界に来るときはいつも 都市や町の名前をつけられる。 今回の主人公 続きを読む 死神の浮力

109発目 Tシャツの話。

26歳ごろから視力が悪くなり始めた。 おそらく、当時流行った 真っ暗なパチスロ屋のせいだろう。 今ではメガネをはずすと ほとんど何も見えない。 ただ、メガネをはずすことは ほとんどないので、困ることもない。 女房の実家が 続きを読む 109発目 Tシャツの話。

108発目 居眠りの話。

1985年、ライオネルリッチーとマイケルジャクソンが 作詞作曲をした名曲 『We are the World』 クインシージョーンズがプロデュースしたことでも 有名な曲だ。 私はこの名曲のPVが大好きで 欧米の 続きを読む 108発目 居眠りの話。

107発目 母に送る手紙の話。

お母さん。 私がこんな年になっても まだ、価値観を問うのですね。 お母さん。 アメリカかぶれの出稼ぎ親父が 私に贅沢は敵だというんです。 お母さん。 さんざん公共のトイレを汚してきた くせに、自分だけ綺麗なトイレを 使お 続きを読む 107発目 母に送る手紙の話。

105発目 もう時効の話

かつてカリスマ美容師というのがいた。 さんざんもてはやされて、あげく 無免許だということが分かった。 かつて私の先輩にも似たような人がいた。 ただし彼は運転免許をもってない人だ。 カリスマドライバーだ。 そんな先輩が無免 続きを読む 105発目 もう時効の話