701発目 ちょうどの②の話。



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言葉の意味をじっくりと考えたことがあるだろうか?

私は、ある。

と、言うより、常に考えている。

はたして我々日本人は

その言葉の本当の意味を理解して

使っているのだろうか?

とりあえず、みんなが使ってるから

俺も言ってみた、という奴が

多いんじゃないか?

「ちょうど」って何て意味?

ってあらためて聞かれると

意外と答えられないことに気づく。

そんな時は辞書を引くに限る。

辞書にはこう書いてある。

『ちょうど』【副詞】
①ほどよく。都合よく。
②不足や余りのないこと。
③まるで。あたかも。

JR新宿駅の西口改札を抜け、5分ほど歩くと

右手に新宿三井ビルが見えてくる。

お昼時にはそのビルに入居する

様々な企業の戦士たちが昼ご飯を摂るために

地階のレストラン街に降りて来る。

どの店も長い列が出来ている。

コンビニエンスストアでさえ

長蛇の列だ。

関東は本当に人が多い。

どこでも行列ができる。

エスカレーターでさえ

それに乗るための行列ができる。

つまり行列に並び、自分の番が

来るのをじっと待てる人じゃないと

関東ではやっていけない、

ということだ。

それがたとえお昼ご飯であっても。

行列のできていないお店を

見つけたのは僥倖と言えた。

たまたま大勢の客が一気に

帰ったみたいだ。

「ここにしよう」

私は悩むまでもなく

その店の短くなった列に並んだ。

入り口を覗くとレジに

2人が並んでいた。

店に入るのに列を作り

会計するのに列を作る。

思わずため息が出る。

看板には「銀座ライオン」

と書いている。

確か世界初のビヤホールを

やった会社のはずだ。

サッポロビール系列じゃなかったかな?

割と高級志向で、接客も丁寧だという

噂を聞いたことがある。

何の店かも確認せずに並んだ私は

「もしかしたらメッチャ高いんじゃ?」

とビビってしまった。

会計を済ませようと並んでいた

2人の1人にレジを打つおじさんが

話しかけている。

「はい、かつ丼セットね、950円です。」

お~、950円かぁ。

ギリギリなんとかなる額だな。

「ちょうど千円おあずかりしま~す。

はい、50円のお返し。」

「はい次の方は、ミニ天丼とミニそばね。

950円です。」

「はいちょうど千円おあずかりしま~す。

50円のおかえし。」

よし、よし。かつ丼とミニ天丼のセットは

イケそうだ。

「はい、じゃあ、こちら

おひとり様どうぞ~。」

私と私の前の二人が案内された。

私もそれに続く。

奥の座敷に通され掘りごたつ式の

テーブルに座る。

メニューを見ると生姜焼き定食が

880円だった。

このお品書きの中では最安値だ。

迷わずそれを注文した。

味も量も申し分のない定食をいただき

私はレジに向かった。

やはりというか、

案の定というか

レジの前には列ができていた。

「はい1020円ちょうどおあずかり~。」

「はい、お次の方は1050円おあずかり、

んで、ちょうど100円お返し」

「はい、お次。950円ね。千円からで?

はいちょうど千円おあずかり、50円

お返し。」

レジのおっさんは軽快に

列に並んだ客たちの会計を

さばいていく。

「はい、かつ丼950円です。

ちょうど千円おあずかりで

50円のお返し。」

そしてようやく私の前の人の番になった。

「はいちょうど1020円おあずかりなので

ちょうど100円お返し。」

ん?

1020円は「ちょうど」か?

100円は?まあギリちょうどでも

いいか。

そして私の番。

「はい定食は880円、ちょうど千円

おあずかり。

なので、と、はい。

ちょうど120円お返し~」

私はレシートと120円を受け取り

店の外に出た。

120円はちょうどなのか?

違う!

1020円はちょうどなのか?

絶対違う!

②不足や余りのないこと

その説明からすると

おつりは「あまり」とも

「不足」ともいえるのではないか?

ってことは「ちょうど」じゃないぞ。

開け放たれたドアからは

レジのオッサンの声だけが

聞こえてきていた。

「ちょうど50円のお返し~」

マダヤッテル

合掌



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