111発目 後世に語り継がれる話。



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スペースコロニーへの宇宙移民が
始まって半世紀あまりが過ぎた
宇宙世紀0079年。
地球から最も遠いコロニー群サイド3は
ジオン公国を名乗り、地球連邦からの
独立を求め、独立戦争を挑んできた。
連邦軍の圧倒的な戦力に対して、
ジオン軍は人型機動兵器
「モビルスーツ(MS)」を実戦投入し、
戦争は膠着状態に陥る。

このジオン公国を率いるデギンザビは
国名に用いたジオン・ダイクンが唱えた
ニュータイプ理論を国民への
アジテートに用いた。

ニュータイプとは、
『宇宙で生まれ育った人間は
先を予測する能力に優れている』
というものだ。

このニュータイプで有名になったのは
シャー・アズナブル、
別名『赤い彗星』だ。

彼は自分専用のモビルスーツを
真っ赤に塗装していたことから
こう呼ばれることになった。
赤いモビルスーツはシャー専用と
呼ばれ、ニュータイプが操縦しやすい
仕様に改良されていた。

対する地球連邦軍にも
ニュータイプが覚醒しようとしていた。
彼の名はアムロレイ。
彼はRX-78、いわゆるガンダムを
操り、シャーに勝るとも劣らない
戦いを見せることになる。
彼はジオン軍兵士達に
こう呼ばれた。

『白い奴』

時は1993年初夏。
私が就職した年だ。
上京して間もない私は
右も左も分からない都会の真ん中で
急に襲ってきた便意と
戦っていた。

『これは大きいほうだ・・・』

ひたいに浮かぶ汗をふきつつ
私は上野公園の中に突入する。

広大な敷地の中
公衆便所を探すさまは
まさに、宇宙で戦って、
ホワイトベースに帰還する
アムロの気分だったが
残念ながら私はニュータイプではない。

ようやく見つけた便所には
個室が二つあり、その両方が
空いていた。

助かった・・・・

と思ったのもつかの間。

1つの便器はスプレーで
真っ赤に塗装されており
壁には太い黒のマジックで
こう書いてあった。

『シャー専用』

何てことだ!
私はもう1つの個室へと向かう。

その便器は、美しいほどの
純白で、壁には太い黒の
マジックでこう書いてあった。

『白い奴』

何てことだ!
東京はニュータイプしか使えない
便所があるのか!

私は仕方なく来た道を戻り
上野駅前のマルイで用を足した。

この物語は、長い割には
何も得るものがない話として
後世に語り継がれるだろう。

ソンナワケハナイ

合掌



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小倉のマツエクサロンミック【Mic】
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“111発目 後世に語り継がれる話。” への2件の返信

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