682発目 心を無にした話。



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この日、私は、ほんの一瞬であるが、意識的に心の中を無の境地に追いやった。

 

随分と長い間雨に降られていた横浜に青空が広がっていた。それでも初秋の昼にふさわしく、そよぐ風は暖房で火照った頬を冷たく撫でていく。

11月までにはあと数日足りてないが、小春日和と呼んでも良いだろう、そんな陽気だった。別にふさぎ込んでいた訳ではないが、心が「ぱああっ」と晴れたような爽快感があり、こんな日はお昼ご飯も奮発しようかしら、などと考えたりする余裕すらあった。

 

13:30に面談の約束を入れた客先に行く前にどこか近くで昼ご飯を済ませようと入った店は横浜駅の近くであるにもかかわらず、安い値段設定の食堂だった。先ほどの「奮発しようかしら」の決心もどこ吹く風で、迷わずその店の暖簾をくぐる。値段の割に十分な量と味は、私の心を満たした。

 

さあ、ここまでで、私の心は『久しぶりの青空』と『十分な量と味なのに安い定食』のおかげでパンパンに満たされていた。まさかこの数分後にこの満タンの心を空っぽにしなければならないなんて、この時点での私はまるっきり気がついてない。

 

約束の時間にオフィスの入り口に出迎えたのは、面談相手本人だった。肩書が社長だったので、てっきり受け付けの女性なり、誰かしら部下と思しき社員が出迎えると思ったので面食らってしまった。

 

だが、驚いたのも一瞬で、出迎えてくれた社長の笑顔は私の緊張を解きほぐすのには充分すぎるほどだった。

 

「ええ、本業のほかに不動産業も営んでます。」

 

会話も弾み、数十分が経過したころだ。彼の会社の詳細を根掘り葉掘りと聞いて行くうちに、わが社と同業ではないかと思える節があったので、聞いてみると、こう答えたのだ。

 

「その関連会社では主にどんなことを?」

 

「売買が主流です。現在、市内に6店舗を展開してますがそのほとんどが土地建物の売買の媒介業務をしております。」

 

なるほど、では、わが社のような賃貸業とは競合しませんね、とちょっと安堵の息を漏らす。

 

ここで、重大な事件が起きた。

 

例えば皆さんは、小さな言い間違いに気がついたとき、どのようにするだろうか?有名な言い間違いは 「ドキがむねむね。」だろう。 「胸がどきどき」の文字が前後で入れ替わるパターンの奴だ。

 

素敵な笑顔の社長さんは、ここで、そのミスを犯してしまった。

 

「ただ、この通り沿いにあるチンポだけはテンタイをやってます。」

 

え?

 

ええ?

 

えええええええええ!!!!!!!

 

 

どうしたら良いのか? 私にできることは何か? 出来ることはただ一つ。

 

心を完全に「無」にすることだ。

 

結局そのあとの話題は頭に入ってこず、私は今日、心を完全に無にする方法だけを会得して帰路についた。

 

 

モウスコシデワラウトコダッタ

 

合掌



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