678発目 彼女には広く見えているであろう話。



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時間貸し駐車場のことをコインパーキングって誰が言い出したんだろう?何の疑問も持ってなかったけど、英語としては無茶苦茶な言葉じゃないかと 最近 気になりだした。

 

気になるからと言って利用しないわけではなく、むしろ積極的に利用しているのは普段の仕事で車を使っての移動が多いからだ。

 

駅の近くのコインパーキングはどこも満車で、大盛況だなと思う。ようやく見つけた空きスペースに車を停めると、いつもの癖で周囲を見回す。

 

隣に停まってる車が傷だらけだったりすると、「ああ、この人は運転が下手か若しくは運が悪い人だな」と思う。だからこちらの車にもぶつけられる恐れが十分にあると予測し、あらかじめ写真を撮っておくことにしている。供えあれば憂い無しだ。

 

車の中に貴重品を置いたままにするような愚かなことはもちろんしない。何度もドアがロックされたかを確認する。はたからみれば神経質なくらいだろう。

 

約束の人との約束の場所へ歩いて向かう。およそ1時間の商談を終えると、ちょうど昼食の時間だったので私は駅の方へ足を伸ばした。駅の近くには何かしらの飲食店があることを経験から知っているからだ。いや、経験が無くてもそれくらいは分かるだろう。

 

駅前の広い通りで信号が変わるのを待っていた。最前列、つまり一番車道に近い場所で向こう岸の信号を見ていた。やがて信号が青に変わり、歩道にいた人達がいっせいに横断歩道を渡りだした。

 

私の右後方から何かが当たってきた。誰かの鞄かな?と思い、そちらの方向を振り返る。そこには同年代くらいの女性が歩いていた。ペコペコと会釈のような仕草で謝意を表現していた。やはり私の予想通り、彼女が左肩にかけている鞄が私に当たったんだな、と合点した。

 

横断歩道を渡り終え、左右を見回すが銀行や旅行会社しかなく、昼食を摂れそうな場所は無かったので駅のコンコースへと歩を進めた。

 

と、そのとき女性が右側から当たってきた。 向こうもわざとではないと思うが、その女性の腕が汗をかいていたため、私は少々不快な気分になった。見ると、先ほど私に鞄を当ててきた女性だった。

 

またか・・・

 

それでも彼女はペコリペコリとお辞儀を繰り返しながら私から遠ざかろうとしていた。 おい!と呼び止めるようなことはしない。遠ざかってくれるのはむしろ私にとってはありがたい。

 

ようやくみつけた洋食屋でミートスパゲティを食べた。食べ終えレジでお金を払い、外に出たら左側から人がぶつかってきた。

 

んもう!

 

何だよ!今日はよく人にぶつかるな!と思ってたら先ほどの女性だった。向こうも私に気がついたらしく、たびたびすいません、と今度は声に出して謝罪した。私は「気にしないでください」と言ったものの、本当は気にして欲しかった。

 

こんな短時間で同じ人に3回もぶつかったら、わざとだと疑われても仕方ないんだよ、と。

 

女性が過ぎ去った方向と同じ方向に歩き出したのは、女性の動向が気になったのではなくて、単に私が車を停めているのがそちらの方向だったからだ。横断歩道で信号が青に変わるのを待つ。周囲を見回したが先ほどの女性は見当たらない。ほんの少しだけ安堵の息が漏れた。

 

横断歩道を渡りきったところで、右後方から誰かがぶつかってきた。と言っても腕と腕が触れ合う程度ではあったが、見るとやはり先ほどの女性だった。いったい、どこから現れたのか?と、そのことの方が気にはなった。先ほどまでと同様に女性はペコリペコリとお辞儀をしている。まるでコップの水を突っつくあの鳥のようだ。

 

さすがに私も訝しさを前面に押し出した表情で彼女を睨んだ。そして思い切って聞いてみた。「何か御用ですか?」

 

彼女は心底、申し訳ないという表情で「わざとじゃないんです。」と消え入りそうな声で発言した。

 

「信じてもらえませんよね?」

 

とも言った。いや、分かるよ。わざとだと逆に困るもん。でもさ、どうして同じ人に何度もぶつかってくるの?不思議だよ!

 

「でもこれで4回目ですよ?」

 

そう尋ねたら、今度は本当に消えそうなくらい身体を小さくし、「ごめんなさい」と囁いた。かろうじて聞こえる程度の大きさの声だったが、逆に本当に申し訳なく思ってるんだな、と感じた。

 

「気を付けてくださいね。」

 

という私の言葉を最後に彼女は歩き出した。今度は私が後ろを歩こうと思ったのは、5度目があるんじゃないかと警戒したからだ。

 

偶然というものはあるもので、彼女は私が停めたコインパーキングに入って行った。そして私の隣に停めていた車に乗り込んだ。ぶろろろ~とエンジンを響かせ、敷地から出て行った彼女の運転する車はまっすぐに私のいる方へ向かってきた。

 

助手席のドアからテールランプのあたりまで擦ったような傷がついていた。

 

きっと彼女は幅に関するセンサーがバカになってるんだな、と思ったら私に何度もぶつかって来た理由にも納得がいったような気がした。

 

狭い幅も彼女にとっては広く見えてるんだな。

 

 

ってゆうか

 

ナットクデキルカ!

 

合掌



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