死神の浮力


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あなたは神を信じますか?

 

世の中には八百万の神がいると

言われている。

この作品は数ある神の中でも

死神が主人公だ。

 

死神は人間界に来るときはいつも

都市や町の名前をつけられる。

今回の主人公は ”千葉” だ。

 

千葉が人間界に来るといつも

雨が降っている。だから

晴天とは聞いた事があるが

見た事はない。

ミュージックをこよなく愛しており

仕事の合間にCDショップに行っては

試聴を聞いていたりする。

 

前作『死神の精度』は短編集だったが

今回、やっと千葉を長編で読める。

7日間の調査を終え千葉ら調査員が

調査部に『可』と報告すれば

その対象者は8日目に死ぬ。

 

文学の引用が多い伊坂作品の中でも

今回はパスカルと渡辺一夫という

私もなじみのない2人の作品だった。

 

敬意を示すとは面倒くさいこと

 

作中、何度かこの表現が出てくる。

かといって別に教訓めいた作品ではない。

 

我々もいつか死ぬ。

ソレを覚悟しているようでしていない。

今は死ねないな。

6歳と3歳の子供がいるしな。

 

さて明日も生きるとするか。

 

本の画像にアマゾンのリンクを

張ってるから興味のある人は

買って読んでみてくれ。

まちがっても新作を買うなよ。

前作の ”死神の精度” から

買わないと意味が分からないからな。

 

 

死神の浮力

作;伊坂幸太郎

文芸春秋

“死神の浮力” への1件の返信

  1. 気になるじゃんかよぅ…(笑)

    この商売上手者!!…(笑)

    明日、本屋に探しに行こうかしらん…( ´,_ゝ`)(笑)

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