562発目 小さな話。



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 もしかしたら、とてもいいことを言おうとしているのかもしれない。だがよく聞くと大したことを言ってないことってあるよな? 例えばさ、「天は二物を与へず、って言うけどさ。君には素晴らしいものを二つ与えてくれたよね?右のおっぱいと、左のおっぱいさ。」みたいなことだよ。

 

何かいい事を言おうとして失敗するケースの原因として考えられるのはボキャブラリーの乏しさか、その逆なんだよ。

 

だから、先日の喫茶店で隣に座った男達の会話はとてもむなしくて得るものがないっていう典型的な会話だったんだ。

 

「いいか?仕事において大切なことが3つある。何か分かるか?」

 

「情熱と熱意と思いやり、ですか?」

 

「バカヤロー、情熱も熱意も似たようなもんだろ?」

 

「あ、そうか。え~っと、あ!あれですか?もしかして。準備と段取りと確認!でしたっけ?」

 

「そうだな、それも大事だ。だが俺が言ってる3つはそれとは違う。もっと根本的なことなんだ。」

 

「さ~せん、分りません、教えてください。」

 

「1回しか言わないからよく聞け。スピードと正確さと速さだ。」

 

俺はね、聞いててずっこけそうになったよ。スピードと速さ、だぜ?俺、その男の顔をしばらく呆然と眺めてたね。『マジか?コイツ』って気持ちがあんなに持続したのは生まれて初めてかも?

 

「いいか?もう1回だけ言っとくぞ。」

 

あんた、1回しか言わんって言っとったやん! 舌の根も乾かないうちにもう2回目を言うの?やめとき、やめとき!言えば言うだけ恥を上塗りするだけよ。

 

「え~っと、スピードと正確さと、速さ、っと。」

 

あ~あ~。メモしてるは後輩のヤツ。これでしっかり証拠として残ったなぁ、先輩の大失態というか失言が。

 

「あ、あとな。今日みたいな新規の取引先に行くときはさ、最初が肝心なんだよ。最初の印象がさ。これも心理学の応用なんだけど、別れ際に握手をするといいんだよ。でさ、その握手の・・・・」

 

いやいやいや!最初が肝心って言ったやん!別れ際の握手? もうそれほぼ終わりの段階やん!

 

「そんときに大事なのが一つあるんだ。俺はこれを毎回実践してる。」

 

「毎回っすか・・・」

 

「ああ、ルーティンだな。」

 

「どうやるんすか?」

 

「ニコっと笑って相手の手を上に向けて最後は深々とお辞儀するんだ。つま先を見て心の中でゆっくり3つ数えてそれから頭をあげる。」

 

 

も~。大事なのが一つって言ったや~ん!何個あった、今? そ~と~あったよ。 で、さ。 それのどこら辺りが心理学の応用なん?

 

「でも鈴木さんは名前が覚えられやすいから、それの効き目があるんじゃないすか?」

 

え?名前?なんていうの?鈴木なのに覚えられやすいの?

 

「ああ、読みにくい名前だからな。あえて読み仮名もふってないんだ。」

 

「存在の在に人ですからね。」

 

存在の在に人? なんだろ

 

「僕の友達にもアリヒトっていませんでしたよ。カッコいい名前ですね。羨ましいなぁ。」

 

 

それさ、アリヒトじゃなくてさ。みんなはきっとアルトって読んでるよ。スズキアルトだよ。ワゴンRの出現でみんなの記憶から消し去られたあのスズキの軽自動車、アルトだよ。

 

「よし、行こうか?」

 

先輩!小っさ! 背、小っさ!軽自動車やん! 言ってることも見た目もすべて小さいんやなぁ。

 

やっぱりあれか?

 

ナハ タイヲアラワス

 

 

合掌



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