523発目 完全に空想の話。



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ライナーノーツ

 





先日、いつものようにSNSを眺めていたら、高校時代の友人がこんな記事を投稿していた。地元の母親が上京して自分に会いに来た、と。 そこで、もし近所のおばちゃんを連れてお母さんが上京して来たらきっとこんな感じだったのだろうと想像してみた。 この物語は完全に空想であり登場する人物や団体など一部を除いて架空であることをあらかじめご了承いただきたい。

 

「あ、母ちゃん?どしたん久しぶりやね。」

 

「ケンゾー、あんた元気でやりよるんかね?もう7年も帰って来やせんでから。ほんでね、お母さん、今度の3連休ごろに老人会の慰安旅行でスカイツリーに行くんよ。ほんであんた時間があったら、ちいっと会えんやろか、っち思ってから。忙しいとね?」

 

「ああ、連休明けならいいよ。何時ごろ?昼頃?一人で来るん?」

 

「いや、ようけで行くんよ。ほんで24日に自由時間があるけ中浜さんやらと、どこ行こうかっち話よったら中浜さんが新宿行きたいやら言うけ、あんた新宿やったら近かろうが?ちょっと時間とれんね?」

 

「いいよ。24日ね。そしたらさ昼頃に新宿まで行ってるからさ、電話ちょうだいよ。」

 

「うんうん、ほんならそん時な。あんた風邪ひかんごと、ぬくくしとかなつまらんで」

 

「おお。分かった分かった。母ちゃんも気を付けておいでね。」

 

上京物語

 

「あ~、おったおった。あれやない?」

 

「おお、母ちゃん、こっちこっち」

 

「あら、あんたケンちゃんね?まあ見違えるごたあ。洒落た眼鏡でんかけてから、芸能人みたいやんね」

 

「ケンゾー、ほらあんた覚えとうね?クリーニング屋の中浜さん。 うちの並びのちょっと行ったカドの」

 

「ああ、おばちゃん、元気やった?久しぶりやね?おいちゃんは元気?」

 

「いや、それがあんた、おいちゃん3年前に死んどっちゃ。そんでからもうねおばちゃんも一人でしんどいけ、店は閉めたと。」

 

「そうなんね。あらあ、そらあ何ち言うか、ぼめんね、おばちゃん。」

 

「いいといいと。ケンちゃん、あんたも気をつけなよ。ウチの人やら酒飲みすぎて倒れたんやけ」

 

「え~!」

 

「そうよ、あんた、岩井酒店があろうがね?あっこの角打ちで飲みよってバターっち倒れてね、労災病院に運ばれたんよ。ほんでCTやら何やらパチャパチャ撮られてから、いろいろ調べたけど、よう分からんやったんよ、原因が。正味の話ね、酒やろうね?っち言うて。おいちゃん起き上がらんもんやけおばちゃんも困ってね。店の通帳やらどこにあるかわからんし。」

 

「ほんでね、ケンゾー。萩原先生っち知っとうね?心臓の名医の。」

 

「いや、知らん。」

 

「あのミッコ姉ちゃんの旦那さんやない!」

 

「ミッコ姉ちゃんって剣道場の?」

 

「そうよそうよ。ほんで中浜さんがたの旦那さん、看てやって貰えんやろか?っちお母さん頼んだんよ。」

 

「あんときは、お世話になったわぁ。でもくさ、あんたそれが、萩原先生心臓の名医やない?ウチがたお父さん、頭がいかれて倒れとるけ、萩原先生なんぼ名医っちゅうても、何の役にも立たんやったんちゃ。あはは」

 

「もう、お母さんも慌てっしもうてね。あんた歯が痛いのに耳鼻科に行きよるみたいなもんよ、おばちゃん、っち先生にも怒られたわいね。」

 

「あ、あのさ。ここで立ち話もなんやけ、ちょっとお店に入ろうか?時間大丈夫?」

 

「ああ、時間は大丈夫やけど、お店っちゅうて、どんなとこ行くん?中浜さんあれよ、血圧が高いけあんまり濃い味のトコはつまらんよ。」

 

「ああ、そしたらオーガニックの喫茶店に行く?」

 

「なんね、東京は大賀薬局にも喫茶店があるんね?」

 

「いや、オーガニック!大賀薬局やないよ。」

 

喫茶店

「いやしかし、すごいね新宿駅っち。さすが日本の中心やない?」

 

「ホントやね、ケンちゃんはいっつもこの辺で働きようと?」

 

「そうやね。この辺が多いけどあちこち行くんよ。」

 

「これさ、ここはもう駅の外なんね?それともまだ駅の中?」

 

「まだ駅の中っちゅうか、駅とはつながってるよ。」

 

「いやあ、すごいわ。安部山公園駅の何倍あるやろか?」

 

「で、スカイツリーはどうやったん?」

 

「いや、もうすごい人でねぇ。中浜さん。」

 

「そうなんよ、あんたおばちゃんさ、来るまで忘れとったんやけど、高所恐怖症やったんよ。」

 

「そうちゃ、エレベーターの中でいきなり騒ぎ出してさ。止めて~止めて~言うて。止まらんわねぇ?そんなん。」

 

「結局上まで行ったんよね?」

 

「そうちゃ、ほんでね、お母さんがさ、あっこ展望台から東京ドームが見えるんよ。で、大きいねぇ、東京ドーム、っち言ったら中浜さんがさ、くっくっく。」

 

「おばちゃん、間違ってさ、くっくっく。大きいね、東京ドーム何個分やろっち」

 

「きゃっはっは。」

 

「いや、しかし今日はごめんね。折角親子水入らずのとこ邪魔してから。」

 

「何言いよんね、私の方こそ中浜さん、ついてきてくれんやったら一人で新宿やら、よう来んが。」

 

「あら、もう時間やね、そろそろ行こうか?」

 

「あ、ほんなら私が。」

 

「何言いよんね、ここはお邪魔虫のあたしが」

 

「だめっちゃ中浜さん、あんたこないだもそう言って出してくれたやない。湖月で抹茶パフェ」

 

「いや、あん時は割引券があったんよ。マルショクの福引で当たったやつやけんいいと。」

 

「いや、けど今日は私の用事で来てもろとるけん、ほら、ケンゾーこれで払って来。」

 

「いや、久々に会えたし、ここは俺がおごるよ。」

 

「あら、いやだ、奥さん、私泣きそうやわ。立派になってぇ。ウチの秀行にも言ってやってぇ。40にもなってミュージシャンなるっち言って働きもせんでゴロゴロ。私もう恥ずかしくて表、歩かれんよ!っちね。」

 

「中浜さん、そんなんゆうて毎日ウォーキングしよるやない。下曽根駅まで歩くんよ。」

 

「ねえ、時間大丈夫なん?」

 

「ああ、そやったそやった。ほんならあんた元気でね。これほらばあちゃんからっち言うておもちゃでも買うちゃり。ほんならね。風邪ひかんごとね。ぬくくして寝るんよ。」

 

「おお、分かった分かった。じゃあね」

 

「ホント分かっちょんね?あんた扁桃腺があるんやけ風邪ひいたら熱が上がろうがね?気ぃつけるんよ!」

 

 

 

って感じだったんだろうなぁ。

おばちゃんって会話の節々にいらん情報入れてくるよなぁ。

 

母ちゃん、元気かなぁ?

 

デンワシテミヨウ

 

合掌



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