陽気なギャングは三つ数えろ


陽気なギャング

前作から9年ぶりに第3弾が発売された。

 

ご存じない方のために

簡単に説明しよう。

 

主人公は4人組の銀行強盗だ。

 

どんな嘘でも必ず見抜く

人間ウソ発見機の成瀬。

 

口からでまかせばかりの

演説大好き喫茶店のマスター

成瀬の同級生の響野。

 

体内時計が正確すぎる

女ドライバー雪子。

 

人間より動物を愛する男

スリの名人、久遠。

 

4人のギャング達は

今日も銀行から大金を奪う。

 

雪子が運転する車で

銀行に到着したら

まずは3人がカウンターの中へ。

 

響野はカウンターの上に

立ち上がり4分間の

演説をする。

 

その間に成瀬と久遠は

現金をボストンバッグにつめる。

 

4分後、銀行を後にし

雪子の正確な体内時計に

裏づけされたルートで

信号が青になるルートのみを

通って、帰還する。

 

今まではこのやり方で

一度も捕まってない。

 

だが、今回は逃げるときに

久遠の左手に警備員が

警棒を当てた。

 

それでもなんとか追っ手を

振り払い逃げ切れたのだが

久遠は左手に怪我をしてしまった。

 

翌日のニュースでは

その警備員が得意げに

『犯人は左手に包帯を

巻いているはずです!』

とインタビューに答える

様子が何度も放送された。

 

 

場所は変わって、とあるホテル。

 

4人のギャングはカフェテリアで

雪子の息子の慎一が働く姿を

見学しに来ていた。

 

そこで1人の記者に遭遇する。

 

ホテルに泊りに来ている

アイドル、宝島沙耶の

スキャンダルを狙った

火尻という名の記者だった。

 

火尻は今までも被害者を

責めるような記事を書いて

何人もを自殺に追い込んだり

精神的に追い詰めたりしていた。

 

そのため多くの人から恨みを

買っている火尻はここの

ホテルでも襲われてしまった。

 

それを偶然居合わせた

久遠が助けてしまった。

 

左手に包帯をしている

久遠を怪しく思った火尻は

助けられた恩など忘れ

久遠の周囲をかぎまわり

4人のギャングが銀行強盗だと

いうことを突き止めてしまう。

 

火尻は裏カジノで莫大な借金が

あり、それを4人のギャングに

穴埋めしてもらおうと考え、

久遠たち4人に執拗な嫌がらせを

行う。

 

ほとほと参った4人は

火尻に借金を帳消しに

してやるから、今後、

自分達に関わるな、と

交換条件を出す。

 

 

だが、言う通りに金を

すんなり出すような

ギャング達ではない。

 

ここからは緻密に計算された

仕掛けに次ぐ仕掛けの数々で

火尻を追い込んで行く。

 

最後の瞬間まで成瀬たちの

作戦に気がつかなかった火尻は

最後にぎゃふんという羽目になるか?

 

ギャング達最大のピンチを

一体、どんな方法で切り抜けるのか?

 

答えは読んだ人にしか分からない。

 

さあ、今すぐアマゾンで

ポチっとな。

 

 

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