454発目 イタい客しかいない店の話。



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ライナーノーツ








街中で見かけるイタい女には、かかわらない方がいい。 なぜなら、イライラするから。

 

JR札幌駅に隣接する商業ビルの地下にとあるファストフード店がある。 世界的に有名なピエロがモチーフのあのお店が虫が混入しているとかの不祥事続きだったため、我が家の子供たちは行きたがらない。 そのため、日本企業の中でも安心感があるこの店を利用することになった。 ガムやチョコレートで有名なあのメーカーが運営するファストフードだ。 我が家の子供たちはとにかくポテトフライが大好きだ。 そしてこの店はそのポテトフライにフレーバーをふりかけ、袋の中でシャカシャカするのを”売り”としている。 子供たちのお気に入りだ。

 

その日も、せがむ子供たちをつれて、札幌駅の地下にあるこの店舗を訪れた。 店内はかなりの込み具合で家族4人が座れそうな席がなかなか見つからない。

4人がけのテーブルに1人で座るオッサンがいた。 1人がけ用の他の椅子が空いているにもかかわらずだ。 もしかしたら連れがいるかもしれないと思い、しばらく様子を見た。が一向に連れが現れる様子も無い。 私は彼のカタワラに立ち、早く退けよ、と念じてみた。 幸運にもそのテレパシーが通じたのかオッサンは席を立ち、どうぞ、と私の家族に席を譲ってくれた。

私は満面の笑みでお礼を言うと、早速子供たちを促しそのテーブルに座る。 ところが横に座るオバハンが荷物をドカっと置いているため、座れない。 仕方なく私はそのオバハンに荷物を退けてくれるようにお願いした。

メガネをかけて丸々と太り、顔に出来た肌のしみをファンデーションで消そうともしない、一言で言うと『汚いオバハン』だった。 南米のジャングルにしか生息しないような色鮮やかな虫のようなワンピースを着ている。 私の直感が警告を鳴らす。

 

『この女はイタいぞ。』

 

だが、とき既に遅しだ。 オバハンに荷物を退けてもらうようにお願いした私の言葉、つまり

『ちょっと荷物を避けてくれますか?』

というセリフに難癖をつけてきた。

 

『やだぁ。おばちゃんって言われた~』

 

オバハンは何を聞き間違えたのか、彼女の連れの若い女の子に、私がおばちゃんと言ったと訴えた。 訴えられた若い子はオロオロしている。 そりゃそうだ、明らかにおばちゃんとは言ってない。 心の中ではオバハンと言ってたけど。 私は意地が悪いし、こうゆう女は大っ嫌いだから、応戦した。

 

『おばちゃんとは言ってないやろ? 聞き間違いやん。 だけどおばちゃんやん!』

 

すると彼女は訳の分からない持論を持ち出してきた。

 

『私、こうみえても独身ですし、洋服は全部ユニクロです。』

 

ユニクロがどうして若者の証明になるのか分からなかったし、おばちゃんであることは独身かどうかは問題ではないはずだ。 この女、イタいな。 これはかかわらない方がいい。

 

その後も、こちらに聞こえよがしに『若い』アピールをしてくる。

『やっぱさ、今まで乗った飛行機はさJALが一番よね。キャセイとかエールフランスはさ、機内販売の化粧品がさ、エールはフランス人向けなのよ。 口紅とかは日本人に合わないわぁ。歳を重ねると似合うんでしょうけどね~。』

『へえ、エールフランスに良く乗るんですか?』

『うん、前に一度乗ったの。』

 

1回かい!

 

『飛行機に乗るとさ、すっごく気になるの。もし急病の人がどうしよう?とかさ。 私も看護師として責任があるから応急処置しなきゃってさ。 周りを見ても医者が乗ってる雰囲気でもなさそうだし。』

 

『え?見ただけでお医者さんがいないのが分かるんですか?』

 

『そうよ。私だってベテラン看護師よ。 高校卒業してからもう35年のキャリアだから。』

 

え~っと。18+35=53。  53歳独身。 やっぱりオバハンやないか!

 

『千歳から成田乗換えだと面倒なのよ。 私はもっぱら仁川空港経由で行くの。最近の若い人ってみんなそうじゃない?』

 

おい!新千歳から仁川空港にJALの直行便はないやろが! お前、見得張ってJALの機内販売が最高とか言って、国際線は大韓航空使いよるやないか!

 

『ま、若いうちしか海外旅行も行けないからさ。 でも成田より仁川の方がトランスファーは便利なのよ。 搭乗ゲートの数は多いけど、すっごく分かりやすいの。』

 

『へえ、広いから却って迷いそうですけど。』

 

『そんなことないの。 あそこの空港はハブ空港として造られてるから、トランスファーがとっても便利なの。』

 

もうね、突っ込む気力すら失いかけたよ。 こいつら早く出て行かんかなぁ。突っ込んどくかぁ、やっぱり。 私は意を決して突っ込んだ。

 

『トランジットね。 トランスファーじゃなくて。』

 

オバハンは私を驚いた顔で見て、尚も悔しそうにこう言い放った。

 

『若い人はトランジットって言うみたいね。』

 

あ~!ほら!年寄りって認めたやん!

 

ってゆうか、老いも若きも、乗り継ぎは『トランジット』なの。

 

オバハンは連れの若い子を促して、行きましょ、と席を立った。

 

ふと、反対側を見ると先ほど席を譲ってくれたオッサンがバーガーの包み紙をべろべろと舐めていた。それを丁寧にたたんでポケットに入れていた。

 

どうなってるんだ!

 

コノ ミセノキャクハ!

 

合掌



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