大きさ ③



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ライナーノーツ





放課後、教室でチヅルと

ヤマシタは居残りをしていた。

 

チヅルがヤマシタに数学を

教えて欲しいと言ったからだ。

 

ヤマシタは数学が得意だった。

 

その日はバレー部の練習が

休みだったので快諾した。

 

実を言うとヤマシタは

チヅルの事を少しだけ

意識していた。

 

中学1年生という思春期に

ありがちな

『おっぱいが大きい』

という1点のみで

気になっていた。

 

だから最初、チヅルから

放課後に勉強を教えて欲しい

と言われたときから

何とかしてあのおっぱいを

触れないかと考えていたのだが、

同時に学校を休んだ馬のことも

気になっていた。

 

1時間ほど勉強をし、一段落したとこで

おっぱいを触るのは無理だと判断し

話題を馬の事に切り替えた。

 

 

『お前、馬んち知っとう?』

『うん、知っとうよ。何で?』

『あいつ今日、休んだやん。

昨日はこけたとか言って

鼻血出しとったけ何か心配に

なってさ。』

『ああ。そうやね。

今から行ってみる?』

『そうやね。行ってみようか?』

 

二人は下駄箱に向かい

ヤマシタの自転車に二人乗り

して馬の家に向かった。

 

落とされないようにと

しがみつくチヅルの胸を

ヤマシタの背中はものすごい

集中力で感じ取ろうとした。

だが、チヅルはそんなヤマシタの

気持ちを知ってか知らずか

右肩しか触れさせなかった。

 

懸命に自転車を漕ぐヤマシタの

頭の中には馬の家に行くという

本来の目的はきれいさっぱり

なくなっていた。

 

この状態でおっぱいを

触るとこけるかなぁ、と

考えるヤマシタには

そもそもおっぱいを触ったら

怒られるという考えに

至ること事はない。

 

ここよ、というチヅルの声で

我に返ったヤマシタは自転車を

止めた。

 

馬の家は1軒屋ではあるが

平屋建ての今にも崩れそうな

ボロ屋だった。

同じ形の家が左右に2軒ずつある。

 

玄関に呼び鈴はなく、仕方がないので

二人は大きな声で呼ぶしかなかった。

ごめんくださ~い、と声を張り上げるが

中には人の気配はない。

何度も大声を上げていると隣から

無精ひげを生やした老人が出てきた。

 

『何や?お前ら。しゃあしいのう。

そこは留守じゃ。』

 

しっしっと右手で犬を払うように

追い返された。

 

『どこ行ったんだろう?』

『わからんね。どうする?
もう帰ろっか?』

『そうやね。おらんしね。』

 

ヤマシタはもう一度チヅルを

自転車に乗せるとゆっくりと

漕ぎ出した。

出来るだけゆっくり漕いで

なるべく長い時間、二人乗りを

しておこうと思った。

 

『チヅルはさ、昼休みになると

おらんくなるよね?

あれ、やっぱ教室におりづらい?』

 

『うん。正直言うとね。

馬君と仲よくしてるからってだけで

女子のみんなから無視されてるし。

でも7組に行くと結構、友達がおるけん

我慢できるっちゃん。』

 

『そうか、俺はヒデオも昼休みに

おらんくなるけ一人ぼっちの事が

多いんよね。

そういえば馬も昼休みはおらんく

なるなぁ。チヅルは7組やろ?

ヒデオは大概職員室やし。

馬はどこに行っとんやろ?』

 

『あ、じゃあさ。今度さ

コッソリつけてみる?』

 

ヤマシタはコッソリつけることが

もしかしてオッパイチャンスに

繋がるかも、と期待した。

 

ツヅク

 

合掌

 



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