424発目 春の風の話。



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ライナーノーツ







ここ札幌でも路面の雪が

すっかりなくなり、春の

気配を感じられるようになった。

 

例年より積雪量が少なく

気温もちょい高めだ。

 

寒がりには良い季節になった。

 

札幌は年間を通して

強い風が吹く。

 

石狩の方から吹いてくる

北風がそのほとんどだ。

 

だからなのか風が強く冷たい。

 

春の日差しでポカポカし

ふやけた頭をシャキっと

させるかのごとく、冷たい

風が吹くのが心地よい。

 

あ~、札幌に来て

本当に良かった、と思える。

 

心地よい。

 

だが雨の日はつらい。

 

冷たい雨に加えて

強風が伴うので徒歩の人は

足元が濡れてしまう。

 

 

私の会社の近くには

周辺のサラリーマンが

利用する定食屋がある。

 

昼時に行くと、名前は知らないが

知った顔がちらほらと。

 

常連だな。

 

年齢層も若いのからオッサンまで

様々だ。大学が近いせいか、

外国人の留学生っぽいのもいる。

 

今日も、若いサラリーマンが

来ていた。

よくみる若い男二人だ。

 

だが、今日は3人で来ていた。

 

おそらく新入社員と思しき

若い女性を連れていた。

 

男の一人は女の正面に

ドカっと座り、大きな声で

話し始めた。

 

『ま、緊張しなくていいよ。

でも仕事に対するモチベーションは

高く維持するようにね。』

 

ほお。後輩の指導か?

 

『俺なんかが新人の頃は

そりゃあもう、がむしゃらだったよ。

課長にコキ使われてさ。

でも、俺は辞めなかった。

君もつらくなったら辞めるという

選択肢よりも、まず俺に

相談するんだよ。』

 

『はい。ありがとうございます。』

 

それから彼は食事が終わるまでの

数十分の間、滔滔と語り続けた。

 

やれ、取引先の部長がどうの。

やれ、ススキノがどうの。

やれ、スキーの腕前がどうの。

 

『あ、サトウちゃんは出身どこ?』

 

『私は岩見沢です。』

 

『大学は東京だったんだよね。

どう東京の生活は?

楽しかった?』

 

『そうですね、楽しみました。』

 

うん、なかなかしっかりした女だ。

受け答えもシンプルながら

ハキハキとしているし

話し方によどみがない。

 

だが、この男はどうだ?

 

自慢話ばかりして。

 

『東京なんてさ、つまんないよ。』

 

『え?キザキ先輩も東京に

住んでらしたんですか?』

 

『いや、俺はずっと札幌。』

 

お!誰か突っ込むかな?

 

そっと彼らの方をのぞくと

女はあきらかに退屈そうな

顔をしていた。

 

男はそれに気が付かない。

 

変わりに俺が突っ込んでやろうか?

 

『住んだことないのに、つまんない

ってどうして分かるの?』 ってさ。

 

私はスポーツ新聞を読みながら

彼らの動向に注目した。

 

ココからが勝負だ。

 

この男達は、今しゃべってるヤツと

もう一人の男の二人でよく来るが

必ずワリ勘にしている。

 

さあ、今日はどうすんだい?先輩。

 

『よし、行こうか。

あ、ココは俺が払うよ。』

 

キターーーーーーーーー!

 

吹いたーーーーーーーー!

 

先輩風ーーーーーーー!

 

今日の警報、注意報です。

 

札幌市内のオフィスでは

かなりの確率で先輩風が

吹き荒れるでしょう。

新人の方は吹き飛ばされないように

ご注意ください。

 

全国の新入社員のみんな。

 

セクハラやパワハラよりも

気をつけるべきは

先輩から吹いてくる風だぞ。

 

ビュ~

 

合掌

 

 



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