397発目 寓話。



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mini





イギリス最大の自動車会社で

BMCというメーカーがあった。

 

傘下にオースティンやモーリスを

抱える企業だ。

 

のちに他社との吸収合併を

繰り返しローバー社と

社名を変える。

 

ローバーと聞いて思いつくのは

ランドローバーという4WDの

オフロードタイプだろうが

今回の話はそれではなく

”ミニ”の話である。

 

ミニは小さいのに大人4人が

ゆったり乗れるというのが

魅力で世界的にヒットした商品だ。

 

1994年にBMWがローバーを傘下に

したことでミニの権利も手に入れた。

 

そのため現在、日本ではBMWの

ディーラーでミニが購入できる。

 

世の中の車マニアはこのことを

良しとせず、BMCのミニこそが

本物のミニだ!

とこだわりを見せるが

私の知り合いのOさんは

そうじゃなかった。

 

OさんはBMWのミニこそが

ステイタスだと勘違いしていた。

 

ただ、車の嗜好なんてのは

個人の勝手だから私は

その話を聞いても ふうんとしか

思わなかった。

 

彼は私にミニの良さを滔々と語る。

 

私は彼が話してくる

内容のほとんどを

周知してたので

恐らく浮かない顔で

相槌を打っていたのだと思う。

 

そもそもミニは開発当初、

世界最小を目指したため

当時BMCで扱っていた最小の

エンジンを使って開発された。

(ちなみにBMCとは

British Motor Corporation

の略だ。)

そのエンジンの排気量は

848CCだった。

しかもタイヤサイズは

10インチで、

これはダンロップに交渉して

開発してもらったタイヤだ。

 

でも最近のBMWミニは

排気量も1600CCとか

タイヤサイズも15インチとか

になってもはや『ミニ』

ではなく『ミドル』のサイズに

なっているではないか。

 

だから、正直言ってOさんの話は

まったくと言っていいほど

興味がなかった。

 

 

ある日、どうしても我慢が出来なくなり

Oさんに対してこう言ってみた。

 

『Oさん。ミニは、やはりローバーの

ミニの方が格好良いと思うんですよね。

まあ、確かに英国車は壊れやすいから

維持するのにお金はかかるでしょうし

雨漏りもしますしね。

 

でもそこまでミニにこだわるのなら

BMWじゃなくてローバーミニに

乗りましょうよ。

 

そしてできれば997CCまで

ボアアップされたクーパーに

乗りましょうよ。』

 

と。

 

するとOさんは力なく笑い

 

『ヤマシタさん。

詳しいじゃないですか。

黙ってるなんて人が悪い。』

 

と私の知識にクレームをつけた。

 

Oさんも実は本当に欲しいのは

モーリスミニクーパーなのだが

どうしても奥様の許可がもらえず

仕方なくBMWミニに乗っている

のだそうだ。

 

 

なんだ、最初からそう言えば

良かったのに、と言うと

 

『いや、ヤマシタさんが

そんなに詳しいと思わなかったので。

 

BMWのミニでも自慢できるかな

と思ったんです。』

 

私はそんなOさんに一つの提案をした。

 

本当に乗りたいモーリスミニへの

思いが逆にストレスになるんじゃ

ないですか?そのストレスを

発散させませんか?と。

 

Oさんは不思議そうな

顔で私をみつめ

 

『そんな方法があるんですか?』

 

と食い付いてきた。

 

『あるんですよ。画期的な

方法が!』

 

私は人差し指を上げ

Oさんにその方法を

伝授した。

 

『いいですか。

お風呂に入った時が

最良だと思います。

 

湯船に潜って大声で

こう叫ぶのです。』

 

は?

Oさんは怪訝な表情になる。

 

『Oさんのミニはローバーのミニ!』

 

Oさんはがっくりと

うなだれて力なく言い返した。

 

『ヤマシタさん、それって

王様の耳はロバの耳のダジャレ

じゃないですか』

 

 

ええ。

 

ダジャレですが。

 

ナニカモンダイデモ?

 

合掌

 



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