388発目 初恋の話。



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腕相撲





恋をしていたのは

去年の夏の事さ~。

 

サザンオールスターズ5枚目の

アルバム『NUDEMAN』が

発売されたのは1984年。

でもこれはCDとしての再発売

だったっけ?

 

このアルバム収録曲の

Ohクラウディアの歌詞に

あるように、僕が恋をしていたのは

この年の夏頃だった。

 

初恋だった。

 

学校に行っても

黒板ではなく

彼女の横顔を眺めていたし

休み時間にはしゃぐ

彼女の声を聴くだけで

幸せだった。

 

ある日、クラスのやんちゃな

男の子が彼女のスカートを

めくった。

 

彼女のパンツは丸見えで

クラスのみんなは大爆笑だった。

 

恥をかいた彼女を遠くから

みつめ、ボクはそれでも

彼女を嫌いにはならなかった。

 

秋になって彼女には彼氏が

できた。

同級生の別のクラスの

野球部の男子だった。

 

昼休みになると、彼女は

野球部の彼氏の教室に

行くようになった。

 

ボクの耳にはもう、

彼女がはしゃぐ声さえ

届かなくなった。

 

それでも僕は彼女を

嫌いにはならなかった。

 

進級し3年生になり

クラスは別々になった。

 

もう彼女の横顔さえ

見ることが出来なくなった。

 

それでも彼女を嫌いになることは

なかった。

 

進路相談があった。

 

僕は先生に思い切って

聞いてみた。

 

彼女はどこの高校を

受けるんですか?と。

 

僕の偏差値だと彼女の受ける

高校へはとてもじゃないが

受からない。

 

僕は猛勉強を始めた。

 

やがて僕の成績は上昇し

なんとか志望校の合格ラインまで

やってきた。

 

ところが願書を出した後になって

衝撃のうわさが耳に入って来た。

 

彼女が土壇場で志望校を

ワンランク下げたらしい。

 

これで同じ高校に通う夢は

果たせなくなった。

 

それでも僕が彼女を嫌いになる

理由にはならなかった。

 

やがて迎えた卒業式。

 

そのころには彼女は野球部の

彼氏と別れていた。

 

僕は意を決して彼女に

告白した。

 

ずっと好きだった、と。

 

結果は、ごめんなさいだった。

友達として、と言われた。

 

それでも僕は彼女を

嫌いにはなれなかった。

 

そのころには彼女を

あきらめるきっかけすら

探していた気がする。

 

高校入学を控えた

春休みのある日。

 

3年生の時に同じクラスだった

クミちゃんから電話があった。

 

高校生になるとみんな

バラバラになるから

思い出作りにカラオケに

行こう!サトルの好きな

あの子も来るよ!と。

 

僕は有頂天になった。

 

僕が彼女を好きなのは

誰にも言ったことがないのに

ばれてたことにすら

気づかずに。

 

カラオケボックスでは

思ったよりも普通に

ふるまえた。

 

彼女も普通に接してくれた。

 

しばらくすると誰かが

腕相撲で一番強い奴は

タダにしようと言い出した。

 

全部で8人いたので

トーナメントにして

優勝者は支払い免除だ!

 

全員は賛同した。

 

くじ引きで組み合わせが決まる。

 

僕は彼女の手が握れるかも

しれないという期待で

胸がドキドキしていた。

 

トーナメント表が出来上がり

組み合わせを確認すると

順当に勝ち上がれば

彼女とは2回戦で当たる。

 

幸い1回戦は非力のケンジだ。

 

僕は1回戦の相手を瞬殺した。

 

さあ来い、俺の2回戦。

 

さあ来い、初恋の右手!

 

彼女も順当に勝ち上がって

僕との2回戦が決まった。

 

レディ~っと言いながら

審判が二人のこぶしをなでる。

 

ああ、この時が永遠に続けばいいのに。

 

ゴッ!

 

僕は瞬殺された。

 

え?

 

戸惑う僕を見下ろした彼女は

 

『私はいつ何時でも

誰の挑戦でも受ける!』

 

とガッツポーズをした。

 

真剣勝負で女の子に

腕相撲で負けた・・・・・。

 

僕は彼女の事を嫌いになった。

 

 

ワカイコロッテソンナモン

 

合掌

 

 

 



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