360発目 先生の話。


 

ライナーノーツ

世の中には先生と呼ばれる人が

かなりの数いる。

 

教師や医師を先生と

呼ぶのには違和感がない。

 

だが、弁護士や税理士などの

いわゆる士業と言われる人まで

先生と呼ぶのに抵抗を感じる。

 

極めつけは代議士だ。

 

政治家などの代議士を先生と

呼ぶのは良くない。

 

なぜ、先生と呼ぶのが良くないか

というと、呼ばれたほうが

調子に乗るからだ。

 

ここで、ふと気づくことがある。

 

教師や医師を先生と呼んだ。

 

この共通点は『師』がつく点だ。

 

だが、同じ読みの『士』まで

間違って先生と呼び出したんじゃ

ないかと推測する。

 

そういえば師匠や師範も

先生と呼んでもいいだろう。

『師』がつくから。

 

でも公認会計士や設計士を

先生と呼ぶのはダメだ。

『士』だから。

 

 

もともと先生という言葉の意味は

辞書によるとこうある。

 

せんせい【先生】

指導者として自分が教えを
受ける人。教育家や医師を
指し、広義では芸術家や
芸道の師匠などがそれ。

 

ほら、みてみろ。

な?

 

更に辞書にはこう書いてある。

 

けいべつ、揶揄の意味をこめて
言われることがしばしばある。

 

おお、そうか。

じゃあ、あれか?

けいべつの意味で、もしくは

揶揄して先生と呼んでるケースも

あるのか。

 

ここではっきりしよう。

 

今後は『士』がつく人を

先生と呼ぶ場合は軽蔑の

意味をこめる。

そのかわり『師』のつく人には

尊敬の念をこめて呼ぶ、と。

 

中国では学校の先生のことを

『老師』と呼ぶらしいな。

この『老』というのが『先生』と

いう意味もあるみたいだ。

 

だから、学校の先生は

誰からも尊敬される立場に

あるべきですよって事だ。

 

決して児童のトイレに

ビデオカメラを仕掛けたり

通勤中に女性のスカートの

中を隠し撮りしちゃいけませんよ。

ということだ。

 

つまり、私が何を言いたいかと言うと

 

私のようなペテン師も

先生と呼んでいいのだよ。

尊敬の念を込めてね。

 

だって『師』がつくんだもん!

 

さあ、私のことを

先生とお呼び!

 

ケイベツシナイデネ

 

合掌

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