339発目 老化の話。



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ライナーノーツ





人間の体の中で最初に老化が

始まるのは”目”と言われている。

 

確かに26歳を境に私の目は

どんどん老化している。

視力が落ちているのだ。

 

40歳を過ぎたあたりからは

聴力の衰えを感じ出した。

 

健康診断で左耳が聞こえてない

との診断結果が出たので

耳鼻科に行き受診した。

 

医者の見立ては

 

『耳の老化現象』

 

とバッサリ言われた。

 

そうか。

 

目だけじゃなく耳まで

老いてきたのかと

暗澹たる気分になった。

 

 

今の会社に入ってからは

営業をずっとやっている。

営業先はアパートやマンションの

オーナー、つまり家主だ。

 

誰かから紹介をされることもあれば

登記簿謄本で所有者を調べ

飛び込み訪問を行うこともある。

 

私の営業ルートのほとんどは

紹介だったが、まれに飛び込みを

することもある。

 

とある家主に目をつけた私は

早速、自宅住所を調べ

飛び込み訪問を行った。

 

しばらく通ったこともあって

おばあちゃんとは仲良くなった。

 

私が福岡から転勤で来たことや

札幌と博多の違いなど

仕事と関係のない会話も

はずむようになった。

 

最終的に契約するかどうかの

結論はおじいちゃんに聞かないと

分からないということだったので

今度、おじいちゃんにも会わせて

くださいとお願いしていた。

 

そんなある日。

 

庭先でおばあちゃんと

立ち話をしていたら

おじいちゃんが帰ってきた。

 

『ああ、あなた。ヤマシタさんが

お見えになってるわよ。』

 

『ヤマシタさん?』

 

おじいちゃんは首をかしげ

私のほうを見た。

 

『ほら、高田馬場よ。』

 

あれ?

 

おばあちゃん、高田馬場って?

 

あれ?

 

俺のこと、高田馬場と思ってたの?

 

一方おじいちゃんはその一言で

分かったらしく。

ああ、ああ、なんだかいつも

留守にしていてすみませんと

合点の言った顔で近づいて来た。

 

当惑した私に

『一度、詳しい話を聞きたいと

思ってたんですよ。ささ、上がってください。』

と飛び切りの笑顔を見せた。

 

 

その前に誤解を解かないと。

 

私を意を決して言葉を繰り出そうとした。

 

同時におじいちゃんが

私のほうを振り返りこう言った。

 

『あなたが噂の高田馬場か・・』

 

いや、そうじゃなくて。

 

ん?

 

刹那、違和感を感じた。

 

『高田馬場』

『博多の方』

 

ああ、俺が聞き間違ったのか。

 

老化って怖いね。

 

ソラミミ

 

合掌

 

 

 



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