336発目 開放されたときの臭いの話。



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倒れたロッカー





なんであんなトコにおったんか?

 

男性教師は鼻をグスングスン

言わせながらボクに優しく尋ねた。

 

小学校5年生のときのことだ。

 

 

放課後にかくれんぼをしていた。

隠れてよい範囲は3階と4階と

理科室と家庭科室というルールだ。

 

ボクは前から目をつけていた

理科室の横にある準備室を

目指した。

 

ここなら絶対見つからない。

 

準備室には、使わなくなった

ロッカーが横たわっていた。

 

ボクはその中に入り、

内側から扉を閉めた。

 

その狭くて暗い空間に

体を横たえていると、自分の

心臓の音だけが聞こえる。

 

妙に息苦しくなり、不安になってきた。

 

ドスン。

 

顔のすぐ前にある扉は天井のほうを

向いていて、そのちょうど顔の部分くらいに

何かを置いた音がした。

 

私は慌てて扉を開こうとしたが

重くて開かない。

 

ヤバイ。

 

完全に閉じ込められた。

 

で、大体こうゆう時に限って

うんこがしたくなる。

 

ヤバイ。ヤバイ。

 

連続しておならが出る。

 

その臭いがロッカーに充満し

死にそうなほど空気が悪くなる。

 

狭いロッカーの中でのた打ち回る。

 

大きな声で助けを呼んでみる。

 

『だれかぁぁぁぁぁ!

た~す~け~て~!』

 

耳を澄ます。

 

しぃぃぃぃぃぃぃん。

 

まるっきり人の気配がしない。

 

もう一度、今度は先ほどよりも

大きな声で叫ぶ。

 

あまりに腹に力を入れたため

またもや強烈なおならがでる。

 

においに、のた打ち回る。

 

そんなことを何回繰り返しただろうか?

 

絶対にうんこはもらせない。

 

友達に見つかったらきっと

一生、うんこもらしのレッテルを

はられてしまう。

 

懸命に便意をガマンする。

 

ああ、もう実弾か空砲か

分からなくなってきた。

 

ためしにちょびっと出してみる。

 

ああ、よかった空砲だ。

 

もう一度、何度目かのおならをする。

 

くっせ!

 

のた打ち回る。

 

そうして一体どれくらいの時間が

経過したのだろうか。

 

意識も朦朧としてきた。

 

ああ、ボクはここで一生を終えるのか?

このおなら臭いロッカーの中で?

 

と、そのとき人の気配がした。

 

『助けて助けて!』

 

『え?!!

誰かおるんか?』

 

よかった。誰か男性教師のようだ。

大人の声だ。助かった。

 

『先生!ここここ!ロッカーの中!』

 

ガタン。

 

どれくらいぶりに光を見たのだろうか。

 

隣のクラスの男性教師が

助けてくれた。

 

どうやらドアの上に荷物が

置かれていたようだ。

 

『なんしよんか?こんなトコで・・・』

 

と言ってロッカーの中に横たわる

私に顔を近づけた先生は

言葉を途中で切りこう言った。

 

『くっせ!何の臭いか?これ!

くっせ!くせぇ!』

 

すみません、閉じ込められてるときに

出しまくったボクの屁です。

 

ゴメイワクヲ オカケシマシタ

 

合掌



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