324発目 急がなければならない話。



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予防接種





小学生のとき、学年が変わるごとに

1学期の初旬に予防接種を受けていた。

何の予防かは記憶が定かではないが

おそらくインフルエンザとか日本脳炎

とかではなかっただろうか?

 

接種を受けるために体育館に集められ

出席番号順に並ばされる。

 

他の地域では知らないが、

私の生まれ育った地域では

出席番号順といえば

『あいうえお順』だった。

 

早々と接種を受け終わった『ア』や

『イ』などが苗字に付く同級生が

列の後ろに並ぶ私の元にやってきて

『ヤマシタ、相当イタかったぞ』

と私を脅す。

 

それがとても嫌だった。

 

なぜ、私は『ヤ行』なのだ?

 

名前を恨んでも仕方がない。

 

学校の、いや教育委員会の

システムがおかしいのだ。

 

だから私は予防接種が終わると

『こんどから、いろは順にしてくれ』

とシュプレヒコールを挙げていた。

 

い、ろ、は、に、ほ、へ、と

 

全っ然、『ヤ』出て来んやん!

 

どうした『ヤ』!

 

お前の実力はそんなもんか?

 

結局、どの順番にしても

『ヤ』が前面に出てくることはなく

私の頭には引っ込み思案な『ヤ』

だけが残る。

 

救いといえばヨシダくんやワタナベくん

なのだが小学生のときにその二人は

いなかった。

 

ただ、転校生が来たら、それこそ

『ア』だろうが『イ』だろうが

私の後ろに配置される。

ただ、救世主と思われた転校生は

たいていの場合、夏休み中に

引っ越してきて2学期から仲間に

加わるから、意味がない。

 

『お前さあ、なんで1学期に

引っ越して来んやったん?』

と詰め寄る私に対して転校生は

『でも、そしたら俺のが前になるよ』

と正論を吐かれる。

 

毎年毎年、飽きもせず

私の元には、経験済みの

奴らが大挙として押し寄せ

自分の経験談を語る。

 

相槌の打ち様がない。

だって私はまだ経験してないのだから。

こんな理不尽なことがあるだろうか!

 

私の憤りは一旦、ここで終わる。

 

何故なら中学生以降は予防接種

自体が怖くなくなってたし、ヨシダや

ワタナベなどの救世主も現れていたからだ。

 

 

あれから30年が経過した。

まさか43歳になってあのときの

悪夢がよみがえるとは思わなかった。

 

会社の同僚、取引先、近所のご家族、

ウチの家族、と会う人会う人が

口々に私に向かって経験談を語る。

まさに予防接種の悪夢の再来だ。

 

あのころの『アベ』や『イノウエ』が

近所の人や取引先の人々に

変わっただけで本質は何も変わってない。

 

誰かしらが会うたびに雑談の中で

私に向かってこう、のたまう。

 

『アナ雪、観ました?』

 

って。

 

私はまだ観ていない。

その理由は出席番号が遅いから

ではないことは確かだが

未経験の私に経験者が代わる代わる

経験談を語りかけてくるのは

予防接種以来だった。

 

といってまさか小学生のときのように

『もういいよ、あっち行けよ!』

とも言えないので適当に相槌を打つ。

 

私の娘に至っては、

『お父さん、一緒に歌って!』

と誘ってくる。

 

いや、知らないから、俺。

その歌、フルコーラスで聴いたことないよ。

 

歌舞伎役者の娘とニキビの女が

歌ってるってことしか知らないよ。

 

『少しも寒くないさ~バタン』

 

って『バタン』って何?

 

で、ようやく先日DVDを借りてきて

観ましたよ、真剣に。

 

バタンって確かに言ってるわ。

 

ああ、本当にみんなが言うとおりだな。

とても感動したし、よい映画だった。

 

で、次の日に私は会社で

『アナと雪の女王、観たよ!』

って宣言したのだが、もはやブームは

去っており、『ああ、そうですか』

とオサムイ返事だけが返ってくる。

 

どうやら、世間は『ドラえもん』らしい。

 

高校3年の時の出席番号を思い出した。

 

ヤナオ、ヤマサキ、ヤマシタ

 

先日、ヤナオがドラえもんを観たらしい。

 

やばいぞ、これでヤマサキが観たら

またもや悪夢の再来じゃないか!

 

イソイデミヨウット。

 

合掌

 

 

 



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