309発目 職業病なのか?の話。



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和解





久々の大阪出張は、博多駅から

新幹線で2時間半の旅だ。

 

指定席を取ったので、

一人でゆっくり過ごせる。

 

博多駅を出発し15分ほどで

小倉駅に到着した。

 

私の隣に乗り込んできたのは

男性だった。

 

『あれ?サトル?』

 

隣に座った男が話しかけてくる。

顔を見るが誰だか分からない。

 

『ほら、小学校の時一緒だった、

俺だよ、イマダ。』

 

そういえば小2まで一緒だったが

中学の時にはいなかったな。

 

しかしそれから30年も経つのに

なぜオレのことが分かるのか。

 

『いやあ、変わってないなお前。』

 

いやいや、変わってるよ俺。

だってあれから30年だぜ?

 

『すぐ分かったよ。

どこまで?出張?』

 

『ああ、新大阪まで。

お前は?』

 

『ああ、オレも一緒だ。

何?仕事?何やってんの?』

 

『不動産の管理。』

 

『へえ、っぽいな。』

 

『お前は?』

 

『ああ、弁護士。』

 

ウソ!!!!!!!

 

あのイマダが?

子だくさんのイマダが?

兄弟姉妹合わせて7人いて

2DKの借家住まいだった

イマダが?!!!

 

詳細を尋ねると小3のときに

小倉北区に引っ越した。

父親が事故死したからだそうだ。

保険金やら何やらが入ってきて

一気に小金持ちになったそうだ。

一番上の兄貴は働いてて

家に金も入れてくれてて

割と普通の暮らしが出来るように

なった。

イマダは勉強をがんばった。

そして高校はラグビーの推薦で

早稲田実業に行ったそうだ。

その後、推薦で早稲田大学を出て

ロースクールに通った後、

弁護士になった。

 

小2のときはコイツの家に遊びに行き

まだ小さかった妹や弟と

よく遊んでいたことを思い出した。

 

当時、俺達の間で流行っていたのが

『しりとり』だった。

必死で言葉を選び、徹底的に

同じ文字を語尾に持ってくる、

いわゆる『攻め』のしりとりだった。

 

『久々にやるか?

新大阪まで暇だし。』

 

『いいぞ。何か賭けるや?』

 

『じゃ、負けた方がコーヒーな。』

 

『よっしゃ。じゃオレから。』

 

俺も暇だったから提案に乗った。

 

久々の攻めしりとりだから

頭をフル回転させなきゃ。

 

『しりとりの”り”。

り、ね。理科』

 

イマダはしたり顔で

『ふっふっふ。”か”の

ストックはようけあるぞ。

過剰防衛。』

 

こいつ、”い”で攻める気か。

”か”攻めだと勝てないな。

ちょっと様子を見よう。

『い、ね。糸』

 

『と、特別背任罪』

 

くっっ!

 

『い、インコ』

 

『こ、公務執行妨害』

 

『い、戦』

 

『さ、詐欺罪』

 

『い、イノシシ』

 

『し、死体遺棄罪』

 

『分かった。オレの負けな。』

 

俺は素直に負けを認めた。

 

ヤツのチョイスしてくる言葉が

なんだか暗い気分にさせるんだ。

 

『な、軟禁罪』

 

『もうええわ!』

 

『わ、和解』

 

ウマクマトメヤガッテ

 

合掌



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