219発目 甘い汁を吸う話。



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ライナーノーツ




子供が出来るまでは奥さんと

年に1回は海外旅行に行っていた。

格安チケットを手配し、ホテルに

FAXを送り、その後emailで

値段交渉し、宿泊予約をする。

この一連の作業は私が担当だ。

ツアーで行くと行きたくないところに

連れて行かれるのが嫌なので

毎回、面倒だがこのやり方を

していた。

その時の行き先は長い休みが

取れないという理由で近場の

香港にした。

中国へ返還されてからまだ6年しか

経ってない香港は、特別行政区として

50年間は一定の自治権と中国とは

異なる行政等の維持が認められている。

だから中国とはいえ、まだまだ

イギリス色が濃かった。

しかし、そもそも国民自体が

中国人なので、街中には中華料理屋

が多く存在する。

 

せっかくなので広東料理でも

食べようかということになり

中華料理屋を探す。

『糖朝』というレストランは

地元ではかなり有名で

2005年頃には日本にも進出し

マンゴープリンブームの火付け役にも

なった。現在は日本の高島屋が

日本法人となり青山やミッドタウン

大阪だとなんばに店舗がある。

その名の通りスイーツがメインの

レストランだが点心や炒め物なども

置いている。

メニューはすべて中国語だ。

かろうじて字の形などで想像し

勘で頼んでいたが、意外にもうまく行き

想像通りの食べ物が運ばれてくる。

 

おいしいね、来てよかったね。

と奥様もご満悦だ。

 

さあ、食事も終わり食後のスイーツは

どれにする?と再度メニューを開く。

 

『甘豆腐』

 

この文字を見つけた二人は

あ!これにしよう。

きっと杏仁豆腐だよ。と

意気投合した。

 

食後のお茶を飲みながら杏仁豆腐を

待つこと10分。

愛想の悪い店員が持ってきたのは

豆腐だった。

 

え?

豆腐やん、これ。

うわ、なんか かかっとう。

 

見ると豆腐の上に透明の液体が

かかっている。

あれじゃないか?豆腐買った時の

パックに入っとる水?

 

おそるおそるスプーンをさして

口に運ぶ。

 

それは見事に想像を覆す味だった。

 

もう一度メニューを確認する。

 

『甘豆腐』

 

二人でうなづく。

『シロップがかかった豆腐やね。』

 

普通の絹ごし豆腐にシロップを

かけているだけの代物だった。

それも桃の缶詰などに入っている

甘い汁だった。

 

皆さんが香港へお出かけの際、

メニューの中に『甘豆腐』を

見つけたとしたら、それは本当に

『甘い豆腐』です。

厳密に言うと

『甘い汁と豆腐』です。

 

結局、文句も言えず我々は

その甘い汁だけ吸って帰った。

 

本場の中華料理屋には

キヲツケロ!

合掌

 



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小倉のマツエクサロンミック【Mic】
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