12発目 匠の技の話。


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2012.03.28

手作りの靴の話を聞いた。
作り方を教えている職人は
この道40年のベテラン。
今では目を瞑っていても
縫い目が曲がることは
ないそうだ。
まさに匠の技だ。

以前、友人と環8沿いにある
ラーメン屋に入った。
本場博多のトンコツラーメンと
看板にあったからだ。
『大将、本当に博多ラーメンか?
ちゃんと作れるのか』

友人は挑発気味に店主に問うた。

店主は私たちにこう言った。

『博多で5年修行したので
今では目を瞑っても作れる』

友人は店主に対抗してこう言った。

『俺は20年以上ラーメンを食べている。
今では目を瞑っても食べられる』

彼はチャーシューをつまむと
目を瞑って口へ持っていった。
しかしうまく食べられない。

『おかしいな
麺ならうまくいったのに』

20年たってもこの有様だ。

そしてラーメンはまずかった。

シュギョウガタリン

合掌

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